PHP新書<br> 文系の壁―理系の対話で人間社会をとらえ直す

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PHP新書
文系の壁―理系の対話で人間社会をとらえ直す

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  • サイズ 新書判/ページ数 215p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569825335
  • NDC分類 404
  • Cコード C0240

出版社内容情報

本当の理系思考とは「前提を問う力」だ――。森博嗣(工学)、藤井直敬(脳科学)、鈴木健(複雑系)、須田桃子(新聞記者)と共に考える。

【著者紹介】
東京大学名誉教授

内容説明

「理系は言葉ではなく、論理で通じ合う」「他者の認識を実体験する技術で、人間の認知は進化する」「細胞や脳のしくみから政治経済を考える」「STAP細胞研究は生物学ではない」…。解剖学者養老孟司が、言葉、現実、社会、科学研究において、多くの文系の意識外にあるような概念を理系の知性と語り合う。工学博士で小説家の森博嗣、手軽にバーチャルリアリティが体験できるデバイスを考案した藤井直敬、『なめらかな社会とその敵』の著者・鈴木健、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した毎日新聞記者・須田桃子。「前提」を揺さぶる思考を生む四つの議論。

目次

第1章 理系と文系―論理と言葉 森博嗣×養老孟司(文章を読んだり、話を聞いたりするのがとても苦手だった;僕は言葉で考えていない ほか)
第2章 他者の現実を実体験する技術で、人類の認知は進化する 藤井直敬×養老孟司(研究よりも事業が面白くなってきた;ティッシュのように配れる仮想現実 ほか)
第3章 「唯脳論」の先にある、なめらかな社会の可能性 鈴木健×養老孟司(人には都市に集まる習性がある;国家の時代から都市の時代へ ほか)
第4章 ジャーナリズムか、生き物そのものを見るか 須田桃子×養老孟司(アメリカの論文はまるで「電報」?;僕が実験が嫌いな理由 ほか)

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年、鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年、東京大学医学部教授を退官し、同大学名誉教授に。89年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

217
人は見たいものしか見ないものである。そこに山がある。山はあるが山に何があるのかを見ていない。少しよそ見をすることが人生の楽しみ方である。今は頭が煮詰まる時代。仕事とは我慢することであるが、自らの思考するまで閉ざす必要はない。早く帰りやりたいことをやる。いつ役に立つのかわからないが夢中になればいい。人は自ら変わることしかできない。他者からの強制は拒む。その感情に気づき固辞せずに柔軟な視野をもつことで視界は明るくなる。差異と同一性。養老孟司さんと理系といわれる方との対話本。この世界は理解できないからこそ尊い。2023/09/09

Aya Murakami

124
図書館本 理系の人は文系の人や考え方をどうみているのか?ということが分かる対談本。文系のわからないは合意する、あるいは思考の放棄みたいです。文系にはなかなか痛いところをついてくる内容だと思っています。 最近の学問は文系と理系との区分よりも実験派かフィールドワーク派かで別れるそうです。これまた初耳の意見でした。2021/03/21

佐島楓

63
森先生が養老先生と対談なさっている! と思い購入させていただいたけれど、ほかのお三方のお話も面白く、興味深く読んだ。カテゴリとしてはバリバリ文系の私ですが、理解できないところは特になく、むしろ本当の学問分野は容易に二分できないよね、という思いを改めて強くした。2015/09/20

いたろう

53
養老先生と理系出身者の対談集。自分が文系なので、理系の人が文系をどう見ているか、文系と理系の思考の違いに興味があったが、文系理系談義は、言葉で解決しようとするのが文系、論理を構築しようとするのが理系等、最初の森博嗣さんとの話で若干出てくるのみ。後の理科系の話は難しくてよく解らない。文系の壁とは、文系には到底超えられない理系の壁か。文系の人の多くが言う「わからない」は、「わからないから、もういい」=「わかっているけど賛成できない」だというが、ここでの理系談義は、わからない=「よく理解できないけど別にいいや」2015/07/30

ドナルド@灯れ松明の火

42
安易に文系・理系と分類するのは、日本固有?の良くないところだが、この本では、対談によってその違いが明らかにされる。「前提の吟味をしない日本の文系」という言葉には深く同意した。ネットワークと細胞の膜の話「すべての細胞は細胞から生じる」というウィルヒョーの主張は、ドーキンスの遺伝子が個体を乗り物と扱う主張と真逆で興味深かった。STAP細胞事件を追いかけ何故このような事態に至ったのかを著した須田さんとの対談もあり実験で陥りやすい罠も知ることができた。お薦め2015/10/01

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