PHP新書<br> 東アジアの軍事情勢はこれからどうなるのか―データリンクと集団的自衛権の真実

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東アジアの軍事情勢はこれからどうなるのか―データリンクと集団的自衛権の真実

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  • サイズ 新書判/ページ数 199p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569825137
  • NDC分類 392.2
  • Cコード C0231

出版社内容情報

防衛のスペシャリストが論じる極東アジアの最新軍事情勢とは。今国会で議論される安保法制の行方を読み解くうえで最高のサブテキスト。

【著者紹介】
フジテレビ解説委員

内容説明

中朝の核ミサイルを日米はどう撃ち落とすのか?新聞が絶対に報じない集団的自衛権論争の核心。データリンクで激変する安全保障体制の行方を読み解く。

目次

第1章 冷戦後、劇的に増大した東アジアの脅威(「不利益」を認めなかった81年見解;軍縮史上、画期的だったINF条約 ほか)
第2章 最強の盾・イージス艦の進化はとまらない(驚くべき「ウエストパック報告書」の中身;アメリカが日本に提供した「早期警戒情報」 ほか)
第3章 韓国、台湾、豪州…接続されるアジア太平洋(AIIBとTHAADで揺れた韓国;これみよがしに新兵器を発射した北朝鮮 ほか)
第4章 語られざる集団的自衛権の核心に迫る(制約と新たな防衛の仕組みの関係を探る;占領下、揺れに揺れた集団的自衛権の解釈 ほか)
終章 戦後七十年、転機を迎える日本の安全保障(複雑な法体系からなる新たな安全保障法制;データリンクとミサイル防衛を問い直す ほか)

著者等紹介

能勢伸之[ノセノブユキ]
1958年京都府生まれ。フジテレビ解説委員。早稲田大学第一文学部卒業後、フジテレビに入社。報道局取材センター政治部で防衛・外交を中心に取材。1997年FNNロンドン支局長、1999年にコソボ紛争をベオグラードとNATO本部の双方で取材。フジテレビ報道局取材センター政治部担当部長を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

12
「なぜ、今、集団的自衛権なのか?」という議論の前提となる軍事情勢を解説している冷戦を緩和させた軍縮条約がかえって枷となってリスクの増大した東アジアで、ミサイル防衛を担う主軸となるイージス艦。それを中心とした防衛システムはデータリンクによる各国連携が前提なのだが、まさに連携によって指示を下す、情報を共有する、というその具体的な局面で集団的自衛権の解釈が問われてくるというのが本書の整理。米軍の中に豪軍将兵や英軍士官まで組み込まれているというのはなんとも意外な話で、一国防衛にとどまらない連携安全保障が見えてくる2017/06/25

HITO

1
勧められて読んだ。安全保障に関心が集まる昨今,知識として知っておこうと思う。兵器への関心は高いつもりであったが,グローバル・ストライク,極超音速兵器(AHW)については,新しい航空機の開発か何かかと,ニュースを完全に誤解して受け取っていた。新しい発見があった。2015/12/06

かいのしずく

0
以下、要約。 弾道ミサイル防衛、それを支える戦術リンク及び歴代政権の防衛に対する解釈をかいつまんでまとめた内容。従来の戦術リンクは、国内乃至日米間でAD及びBMDともに情報をやり取りするだけのもであるのに対して、今後米軍で導入されるであろうCECは遠隔射撃・遠隔交戦能力の構築を目的としている。共同作戦であっても、日・米は互いを指揮統制することはないとしているが、果たして今後、この制約を維持したまま日本を防衛できるだろうか、という問題提起が行われている。2016/03/21

林檎

0
集団的自衛権に関して読んだ本2冊目。前回の『亡国の集団的自衛権』よりももっと実践的・実戦的な内容で、兵器の名前が多く出てくる箇所は少し難しかった。筆者はあまり具体的な立場を明確におらず議論の整理にとどまった感じではあるが、あまりにもどちらか寄りだと辟易してしまうのでこれぐらいが個人的には丁度良い感じ。ただ副題にある「データリンク」についてはあまりメインで触れられている感じはしなかった。2015/11/16

ごいんきょ

0
日本を取り巻く環境は日々変わって行きます。 それに柔軟に対応するのはやはり大変ですね。2015/08/22

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