出版社内容情報
ビジネスのグローバル化の歴史を明らかにし、日本企業がこれからも巻き込まれ続けるグローバル化の未来を正しく理解するための教科書。
【著者紹介】
金沢工業大学大学院教授
内容説明
現代のグローバルビジネスは、もはや先進国のマルチナショナルなビジネス(≒多国籍企業)を意味するものではなく、従来は経済活動の主体となりえなかったBOP層(年間所得3,000ドル未満の途上国の低所得者層)をも含む、新たな広域分業のステージに突入した。いまやグローバルビジネスは、マクロとミクロの社会的文脈のなかで理解しなければならなくなった。日本が否応なく巻き込まれていくグローバル化の流れとその本質を、豊富な事例や体験談を交え、歴史的経緯、構造論、制度論、社会インフラおよび最新の経営課題(イノベーションやCSRなど)を踏まえつつ、多角的な視点から包括的に考察する。
目次
プロローグ グローバルビジネスに対する根強い誤解
第1章 グローバル化とは何か(「交易と分業が豊かさを保証する」;交易と分業の発展に大きく寄与した「市場」と「貨幣」の存在 ほか)
第2章 グローバル化をどう捉えるか(国家を越えたシステムとしてのグローバル化;ブローデルが描く国境を越えた広域分業の世界 ほか)
第3章 グローバルビジネスはどう変わってきたか(「ソーシャルキャピタル」が及ぼすグローバル化へのインパクト;市場を「発見する」段階からビジネスを「開発する」段階へ ほか)
第4章 グローバル化がもたらした新たな分業体制(日本の産業構造は複雑化し「クラスタ」が形成されたが…;「オープン化」という名の広域分業をいかに実現するか ほか)
第5章 グローバル化の「新たな秩序」形成に向けて(「調和を乱し」「常識を破り」「期待を裏切られる」のが多様性の本質;「外部性の問題」と「独占の問題」をいかに克服するか ほか)
著者等紹介
山田英二[ヤマダエイジ]
金沢工業大学大学院教授。1957年、東京都生まれ。82年、上智大学外国語学部を卒業後、92年、米国ハーバード大学経営大学院(MBA)を修了。新日本製鐵(株)にて国際資金、製鉄所総務、新規事業開発(E&IT)を担当後、ボストンコンサルティンググループ(東京、豪州メルボルン/シドニーオフィス)にて事業戦略、組織・事業開発を担当。2000年より、ソロス・プライベート・ファンズ(現グローブ・インターナショナル・パートナーズ)にて、再生型付加価値投資に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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