PHP新書<br> 睡眠薬中毒―効かなくなってもやめられない

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PHP新書
睡眠薬中毒―効かなくなってもやめられない

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569824383
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C0247

出版社内容情報

「副作用はありません」は嘘。ゲートウェイ・ドラッグといわれ、依存性が高い。うつ病や認知症のリスクを高めるといわれる、危険なクスリだった!

【著者紹介】
Tokyo DD Clinic院長、NPO法人薬害研究センター理事長

内容説明

日本では4人に1人が不眠症といわれ、睡眠薬の消費量は世界一。副作用が少ないとされているが実際には依存性があり、飲みはじめるとやめるのは難しい。「ゲートウェイ・ドラッグ」ともいわれ、投薬をきっかけに、うつ病に発展していくケースも多い。認知症のリスクが、飲まない人に比べて高まるともいわれている。本書では、手軽に処方されるにしてはあまりにも怖いクスリについて、睡眠薬の依存から脱するためにはどうしたらいいのかをわかりやすく解説する。

目次

第1章 睡眠薬は不幸の入り口(睡眠薬の真実;軽い不眠からオーバードーズ、自殺未遂へ ほか)
第2章 つくられた眠りの正体(人はなぜ眠るのか;睡眠薬の眠りは、ノックアウト型 ほか)
第3章 睡眠薬の正体(睡眠薬は向精神薬の一種;イメージ緩和のために「導入剤」と呼ぶ ほか)
第4章 歴史は繰り返される―睡眠薬の歴史(精神医学界と製薬業界の思惑とは;睡眠薬は進化しているのか? ほか)
第5章 睡眠薬の依存から脱するには(自己卑下なしにクスリはやめられない;発想の転換が必要 ほか)

著者等紹介

内海聡[ウツミサトル]
1974年、兵庫県生まれ。筑波大学医学専門学群卒業後、東京女子医科大学附属東洋医学研究所研究員、東京警察病院消化器内科、牛久愛和総合病院内科・漢方科勤務を経て、牛久東洋医学クリニックを開業。現在、断薬を主軸としたTokyo DD Clinic院長、NPO法人薬害研究センター理事長をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

93
つくられた眠りの正体、睡眠薬の正体、睡眠薬の歴史、依存から脱却するにはの章で構成。日本は諸外国と比較すると病院での睡眠薬の処方が群を抜いて多いそうだ。短時間で半減するものから長時間効果があるものまで様々な種類がある。そういった睡眠薬がどのように日本で多く処方するようになったのかがこの本のポイント。ただなんでもかんでも睡眠薬を責めるのはいかがなものか。眠れなかったら開き直りもわからないではないけど眠れなくても大丈夫というのはよく眠れる人の言い分かもしれない。眠れないのが続くのは本当に辛いよ・・・・・ 2019/07/02

どんぐり

79
これまでうつ病に対して抗うつ薬は効かないという本を何冊も読んできた。今度は、睡眠薬である。ゲートウェイドラッグ(危険な薬物の使用を招く入り口となる薬物)として睡眠薬を位置づけ、「睡眠薬は安易に使用するな」と警鐘を鳴らしている。「眠れてますか? 2週間以上続く不眠は、うつのサインかもしれません。眠れないときは、お医者さんへ」。受診すると、当然のように睡眠薬が処方され、常用することになる。これって、抗うつ薬のうつ病の治療と全く同じパターンである。①睡眠薬は不眠を治さない薬である。②睡眠薬は向精神薬である。③睡2016/07/02

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

46
この本の内容によると、睡眠薬を使って睡眠を取っても厳密に言うと睡眠ではなく気を失ったのと同義の様です。クスリの処方が更なるクスリの処方を呼び、最悪のケースでは死亡者も出ており、純粋に怖いなと思いました。2016/07/05

ロア

34
睡眠薬は不眠を「治療」して「治す」お薬ではありません。その場しのぎの対症療法でしかない上、患者にとってメリットよりデメリットとの方が大きいので、安易に飲み始めない方が良いです。でも逆に…処方する医師側にはメリット盛り沢山!依存させてしまえばその患者は優良顧客となるのですから。。。2019/01/06

リキヨシオ

33
睡眠薬は不眠を治す薬ではない。睡眠薬は脳を強制的に麻酔状態にしてるに過ぎないという。脳に耐性ができて効かなくなり処方される量と種類が増えて気づけば病状が悪化している。日本は世界一の睡眠薬消費国とされる中で不眠という定義の曖昧さ、ストレスチェックの義務化、イメージ緩和=導入剤、睡眠薬と自殺の因果関係など…睡眠薬に対するリスクを知らなかったので読んでいてとても怖いと思った。睡眠は生きる為に必要なのにそれを治療する睡眠薬によって命の危険に晒されるとは…使用する前に睡眠薬と依存性は絶対考えないといけない。2016/09/12

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