出版社内容情報
会社の使命とは人を求め、育て、活かすこと。「人使いの名手」と言われた著者が、60年近い経験から語る上手な人の活かし方とは。
【著者紹介】
パナソニックグループ創業者
内容説明
“人使いの名人”といわれた著者が、豊富なエピソードとともに人材活用の極意を味わい豊かに語る。
目次
人を使う(人を使うのは公事;心配引き受け係 ほか)
人を動かす(ガラス張りの経営;率先垂範の心意気 ほか)
人を育てる(社長はお茶くみ業;塩のからさを教える ほか)
人を生かす(運の強い人、弱い人;長所を見る ほか)
人間というもの
著者等紹介
松下幸之助[マツシタコウノスケ]
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者、PHP研究所創設者。明治27(1894)年、和歌山県に生まれる。9歳で単身大阪に出、火鉢店、自転車店に奉公ののち、大阪電燈(現関西電力)に勤務。大正7(1918)年、23歳で松下電気器具製作所(昭和10年に松下電器産業に改称)を創業。昭和21(1946)年には、「Peace and Happiness through Prosperity=繁栄によって平和と幸福を」のスローガンを掲げてPHP研究所を創設。昭和54(1979)年、21世紀を担う指導者の育成を目的に、松下政経塾を設立。平成元(1989)年に94歳で没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふぇるけん
7
松下氏の特に経営の人間的側面に着目した一冊。私企業であっても、社会になんらかの発展や利益をもたらしているのであれば、それは公企業と考えられる。上司は心配を引き受ける係。2015/04/23
YJ
5
面白かった。社長は心配引き受け所。部下が10人いたら、2人は自分と志を同じくしてくれるが、6人はふつうで、あとの2人は自分の意に反するものだ。2017/01/26
tkokon
4
【熱意】◯何よりも大切なことは、君が経営というものに一番熱心であるということだ。知識、才能では負けてもいい。◯社長は”方向指示器つきお茶くみ業”である。◯小さな失敗は叱る。大きな失敗は同情する(大きな失敗は一生懸命の結果である)◯私にいささかなりとも功績があるとすれば、「衆知を集めてやらなくてはいけない」ということをつねに考え、心がけてきたことであろう。●改めて読むと、背筋の伸びる言葉がたくさん。「自分の受け持つ範囲に誰よりも熱心であれ」背筋が伸びる。(Kindle)2016/11/26
半澤洋(株式会社インターン代表取締役)
2
「事業は人を中心として発展する」 「企業は人づくり、人を育て、人を生かす」が大事であると松下さんの経営者としての考えを学びました。 私も会社を立ち上げて事業を行っていく上で「人」の大切さをとても感じています。私自身、仲間の成長を通して「ふるさとグルメてらす」や「ずんだらぼ」「日本酒作り」などの事業も発展しています。 「1+1は3にも5にもなる」とありますが、まさに一人一人の力を合わせることによって2以上の力になることは各種事業を通して身に染みています。 私も松下さんのように人を大事にする経営者であります。2024/02/27
さーふアザラシ
2
事業者としての心得。従業員をいかに主体的に取り組み発展させるかは事業の成否にかかわる。事業規模によって目線がかわる。よけいな知識はふようなバイアスになる。人の意見を聞くことの重要性をとく。試行錯誤した経験則を成功者がかたった本です。秀逸でした。2018/08/11