赤と青のガウン―オックスフォード留学記

電子版価格
¥2,200
  • 電子版あり

赤と青のガウン―オックスフォード留学記

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 374p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569823508
  • NDC分類 916
  • Cコード C0030

内容説明

女性皇族として初めて海外で博士号を取得した女王殿下の涙と笑いの留学報告。

目次

百川学海
大信不約
苦学力行
日常坐臥
合縁奇縁
一期一会
千載一遇
危機一髪
多事多難
奇貨可居
五角六張
一念通天
日常茶飯
骨肉之親

著者等紹介

彬子女王[アキコジョオウ]
1981年(昭和56年)故寛仁親王殿下の第一女子としてご誕生。学習院大学を卒業後、英国オックスフォード大学マートン・コレッジに留学され、女性皇族初の博士号を取得してご帰国(専攻は日本美術)。立命館大学総合研究機構のポストドクトラルフェロー、特別招聘准教授を経て、現在は日本・トルコ協会総裁、公益社団法人日本職業スキー教師協会総裁、一般社団法人心游舎総裁、京都市立芸術大学芸術資源研究センター特別招聘研究員、法政大学国際日本学研究所客員所員など、お役職多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TATA

70
徳仁親王の「テムズとともに」に続いて彬子女王殿下のオックスフォード留学記を読む。こちらはただひたすらに学問に打ち込んだ五年間を丹念に述べる。気さくな表現も多くて大変読みやすく、お人柄が出ているのだろうなと思わされる。ただ、一般国民とは違うパスポートをお持ちなわけで、それでLCCに乗るとなるとカウンターの人が困惑するのは当然だろうなと。日本のプリンセスって言われた時の相手の表情を覗いてみたいものです。2024/07/15

ぶんこ

60
とても面白かったです。三笠宮家の長女彬子女王のオックスフォード博士号取得までの留学記。何より驚いたのが、博士号をとるまでの壮絶な勉強の日々。まず学習院大学の卒論が、四万字の手書き原稿に限る!パソコン不可!日本美術のチューターが中国美術専門教授というのが不思議。サブの指導官が大学ではなく博物館セクション長も不思議。日本との違いに驚くことばかり。憧れの赤と青のガウンを着ての博士号授与式と、日本側、父上の意向が「博士号取得決定を発表しない」には、私も涙が。帰国した日、玄関に職員、友が出迎え、父からのハグにも涙。2024/03/01

なにょう

56
痛快である。彬子女王の留学記。日本のお姫様、何もわざわざ、英国まで行って、こんなにも苦労することもないじゃないか。でも見事、オックスフォードで美術の研究をやり遂げ、学位を取得された。あっぱれだ。★読んでいて本当に育ちが良い方はやはり違う、とも思った。何というのか、本人の努力ももちろんだけど、素直にチャンスや人の助けを受け入れるところは見習いたいと思った。★どうしても成し遂げたいこと、ここまでして成し遂げたいこと、私にはあったかな。2017/04/09

52
本書はイギリスのオックスフォード大学マートン・カレッジにて博士号を取得するまでの体験記です。タイトルである「赤と青のガウン」とはオックスフォード大学の博士課程を成し遂げた者しか腕を通すことを許されないガウンらしい。オックスフォードで博士課程まで進む為の留学の延長を認める代わりに、ヒゲの殿下から出された条件が「留学記を出すこと」だった。本書には私達のような民間人の知らなかったような事も書かれていてとても面白く読みました。2025/05/07

yumiko

44
女性皇族として初めて海外で博士号を取得した彬子女王のオックスフォード留学記。学問に臨む凛とした姿勢は一人の女性としてとても魅力的で、ユーモア感覚に溢れた文章は皇族という肩書きを失念してしまうほどに楽しい。教師陣や友人達との出会い、住んでみて分かるイギリスという国、父寛仁親王との思い出等が、理知的でありながら温かい文章で綴られている。法隆寺金堂壁画にまつわるエピソードは、研究者としては夢のような話だろう。週刊誌のゴシップ的興味が入り込む余地のない、学問に真摯に向き合った女王殿下の素晴らしい留学記。2015/07/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9237489
  • ご注意事項

最近チェックした商品