PHP新書<br> 毒があるのになぜ食べられるのか

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PHP新書
毒があるのになぜ食べられるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569821382
  • NDC分類 498.54
  • Cコード C0247

出版社内容情報

ギンナン、トウモロコシ、フグ、ウナギ……明らかに毒があるものや調理の仕方で毒になるものなど、身近な食材にも危険性がいっぱい!?

【著者紹介】
日本薬科大学教授

内容説明

ジャガイモ、ヤマノイモ、キャベツ、レタス、ホウレンソウ、ギンナン、ワラビ、リンゴ、柿、マンゴー、空豆、トウモロコシ、蜂蜜、ホタテガイ、アワビ、お茶、コーヒー、ワイン、お酒、蕎麦、フグ、ウナギ、海藻…身近な食べ物のなかにも毒がある!毒にも薬にもなる食べ物といかに上手に付き合うか、日々口にする食べ物の毒とどう向き合えばよいか、毒のことに詳しい薬学者が丁寧に教えるとともに、飲食物と薬との相互作用にも言及する。

目次

第1章 食べ物は毒にも薬にもなる(人間の五感と五つの味覚;食べ物は毒にも薬にもなる;アルカロイドって何?;身のまわりの毒;毒は急性毒性だけではありません;飲み合わせと食べ合わせ;食べ物の毒を避ける;毒性の強さを測る)
第2章 毒のある食べ物(野菜や果物のなかの毒;穀物や嗜好品のなかの毒;魚介類や動物のなかの毒)
第3章 食べ物が毒になるとき(一般的な知識;食べ物に有害化学物質・有害微生物が混入する;食べ物の摂取の誤りによって毒になる事例)
第4章 食べ物と毒と薬の関係(食べ物があれば毒と薬がある;食べ物と毒と薬の関係)

著者等紹介

船山信次[フナヤマシンジ]
1951年仙台市生まれ。東北大学薬学部卒業。同大学大学院薬学研究科博士課程修了。薬剤師・薬学博士。天然物化学専攻。イリノイ大学薬学部博士研究員、北里研究所微生物薬品化学部室長補佐、東北大学薬学部専任講師、青森大学工学部教授などを経て、日本薬科大学教授。Pharmaceutical Biology(USA)副編集長。日本薬史学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

30
「食」という字は「人を良くする」と書く。私たちの祖先は実に様々なユニークな食材も見いだし、栄養があり、おいしいものがあるが、明らかに毒と称されるものが含まれているものや、扱いや調理の仕方によっては毒になったり、時間をかけて毒として体に蓄積するものもある。一方で、体の健康を取り戻す薬となるものもある。私たちの祖先は、実にうまくこうした食材と長く付き合ってきた。 薬か毒か、といっても、人間に都合のよい場合を薬、都合の悪い場合を毒といっているだけだ。毒と薬とは私たちの都合でそう言っているだけなのだ。2019/12/09

岡本匠

13
身近な植物などにもこんなに毒性があるという事。科学的に食べ合わせてはいけないものがあるという事。チャイニーズ・レストラン・シンドロームはガセネタだったという事。何かと勉強になりました。2016/06/25

こぽぞう☆

9
医食同源と言われるが、著者は薬学の専門家。知っておくと安心な話題が連なっているが、あまりに薄く広く、過ぎないか?小説で言えば、回収してない伏線がいっぱいといった印象。2016/01/19

活字スキー

9
モノを食べ、身にするという行為の仕組みを丁寧に解説。医(薬)食同源ならぬ薬毒同源。おこげは食べても平気、猫にアワビは食わすな、オトギリソウの花言葉は“復讐”(←関係ない)、色々と得した気分になる食系トリビアがいっぱい。とりあえず、好き嫌いや偏食はよくないという当たり前の事を改めて深く納得しました。過ぎたるは猶及ばざるがごとし。健康でいたけりゃ程よく、楽しく、何でも食べること!2015/04/13

テッテレこだち

3
さまざまな植物や動物を主に経口摂取した場合の影響について、人体への影響という面から、主要な効果をもたらす成分の化学式とともに紹介した本。タイトル的には明確に毒物として有名なものばかり扱っていそうだが、普段の食生活のやりかた、薬の飲み方でどちらにでも転がる、という視点のほうが強い(「薬食同源」のもじりで「薬毒同源」と表現される)。式を並べられると形が似てるな~というのはなんとなくわかる。2023/08/26

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