出版社内容情報
労働時間の規制を適用除外とする「エグゼンプション制度」。雇用の第一人者が「過労死促進法」といわれる制度の内実に迫る一冊。
【著者紹介】
株式会社ニッチモ代表取締役
内容説明
テレビ報道でにわかに脚光を浴びつつある「ホワイトカラーエグゼンプション」だが、残業代の不支給と、その対象となる年収のみが議論の的になっているようだ。今回のエグゼンプション論議は、経営都合で「定期昇給・残業代」という日本型の変更のみが、念頭に置かれている。もう一つの日本型の問題、働く人のキャリアや家庭生活の面においてマイナス寄与している部分への視点が欠如している。雇用のカリスマが制度の本質を分かりやすく解説し、日本人としての新しい働き方を問う一冊。
目次
第1章 経営側が隠しているエグゼンプション導入の本音
第2章 なぜエグゼンプションは必要になったのか?
第3章 なぜ欧米人は、しっかりと「働かない」のか
第4章 労働者都合でのエグゼンプション設計
第5章 どこまで日本型を変えるべきか
第6章 法律でできることと、企業が考えること
第7章 みんなで歌う、日本型雇用へのレクイエム
著者等紹介
海老原嗣生[エビハラツグオ]
雇用ジャーナリスト。経済産業研究所労働市場制度改革プロジェクトメンバー、広島県雇用推進アドバイザー、京都精華大学非常勤講師。1964年生まれ。リクルートグループで20年間以上、雇用の現場を見てきた経験から、雇用・労働の分野には驚くほど多くのウソがまかり通っていることを指摘し、本来扱うべき“本当の問題”とその解決策を提言し続けている「人事・雇用のカリスマ」。リクルートエージェント社のフェロー(客員社員)第1号としても活躍し、同社発行の人事・経営専門誌「HRmics」の編集長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mazda
べっち
ひろ☆