出版社内容情報
「ハンナ・アーレント」に代表される女性哲学者たちの思想は何故生まれたの? 女性の悩みに応え、女性の生き方に役立つ哲学を手に入れる。
【著者紹介】
哲学者
内容説明
スタール夫人、ハンナ・アーレントからフリーダ・カーロまで日本初の女性哲学者だけを集めた1冊。
目次
1 女性哲学者たちの素顔(あの“ベルバラ”で知られる人々も!?スタール夫人;投獄、投獄…その人生で考えたこととは!?ローザ・ルクセンブルク;十八歳で知った初めての経験とは!?ハンナ・アーレント;死と痛みの間で思考したことは!?フリーダ・カーロ;人生はまさに哲学!?ボーヴォワール;お嬢様が、なぜ工場で労働体験!?シモーヌ・ヴェイユ;愛と死…蝕まれた病とは!?アイリス・マードック)
2 名言とコラムで綴る哲学小説(哲女たちの宴)
著者等紹介
宇波彰[ウナミアキラ]
哲学者、評論家。東京大学仏文科卒業後、同大学院哲学科修士課程修了。フランス現代思想の翻訳を数多く上梓する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Aoge Aoki
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読書メーターでは不評。でも私はこの本の編集者の熱意には脱帽しました。特に「この哲学者が影響を受けた哲学者」が書いてあるのがコアでした。センターに出る女性哲学者はボーヴォワールぐらいだし勉強になるし。さらに、本書は「恋するたび哲学をする」っていう主義を掲げていて、哲学史の恋愛相関図まであって面白い!巻末には小説まであるし「これ哲学者じゃないから」とか言って読まないのは勿体無いー!私はアイリス・マードックの「人間なんて大したものじゃない でも人は人を愛する」って言葉を本書で知って大好きになりました。2019/12/18