出版社内容情報
僕らのアリス、君が望むなら――。「歪みの国」を彷徨うテキストアドベンチャー・ホラーゲームの金字塔、ついに書籍化。
【著者紹介】
小説家
内容説明
終わりの見えない廊下。誰もいない教室。すべての音が消えた街。夕暮れの迫る学校で目覚めた女子高生・葛木亜莉子(かつらぎありこ)が出会ったのは、「チェシャ猫」と名乗る、フードを目深に被った怪しげな人物だった。「さあ、僕らのアリス。シロウサギを追いかけよう」チェシャ猫に誘われ、妙なヒトやケモノたちが住まう「人の消えた世界」へ迷い込んだアリス=亜莉子は、元の世界に戻るために「シロウサギ」の行方を追うが―。やがて忘れられた真実と邂逅した時、新たな悲劇の幕が開く。その果てにアリスが見たものとは?さあ、覚めることのない悪夢をあなたに―。
著者等紹介
狐塚冬里[コズカトウリ]
シナリオライター。2013年5月には『小説AMNESIA(アムネシア)SHIN Ver.』(一二三書房)のノベライズ担当として作家デビュー。女性向けゲームシナリオや、ドラマCD脚本など、各分野で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
和夜
34
ゲームプレイ済み。プレイしたのがもう10年近く前なのでとても懐かしかったです。「そういえばここは分岐点があったなぁ」とか「ここでこっちを選択してバッドエンドに行ったなぁ」なんてことを考えながら読みました。ゲームそのままの流れだったので違和感なく読めました。読みながら頭の中であのBGMが流れてました(笑)意外に覚えてるもんですね。私も人生最後の日にあんぱんは食べません!2016/06/06
ひろみ
33
高一の時に友達に教えてもらった携帯ゲームの書籍版。かなり大好きでもうED全部見るためにやり直してたのを思い出した。携帯換えてからはほとんど出来てなくて、今回の書籍化は本当嬉しかった!分岐やらBAD ENDはないけど原作にかなり忠実でかなり懐かしかったなぁ。後半は目潤みっぱなし。シロウサギが…もう…。チェシャ猫と女王と叔父さんが好き。あとは個人的に読みたかったトランプルートが入ってたので嬉しかった(笑)2014/09/10
とまつ
19
原作ゲームが大好きだったため、小説も手に取ってみたのだが、ゲームに忠実が故に先の展開が読めてしまう部分はあった。しかし…しかし……やはりこの物語は素晴らしかった。展開を知っていた上でも、物語に漂う緊迫感や物哀しさを充分に味わえるし、物語としての素晴らしさも改めて感じることが出来た。むしろゲームを知っていたからこそ、伏線の張り方の妙などに気付かされた部分もあった。うん、ゲームをやった上でも、読んでよかった。読み口はライトで、好みは分かれるだろうが、個人的には中々好きだった。2016/07/21
ジャック
19
友達から借りて読みました!友達から話を聞いてる+自分でまぁまぁ調べたにわか知識しかなかったので読んで大丈夫かなと不安でしたが普通に読めて楽しめました!ただただ怖いだけじゃなくて感動するところもあるなんて卑怯ですwwおかげでシロウサギの最期のセリフ「泣かないで。アリスは何も悪くないんだよ」でボロ泣きしました・・・。最後まで逃げないで立ち向かう主人公にも好感を持てたし、一見不気味なチェシャ猫も格好良いしほかのキャラも可愛いしでホント読んでよかった!これから亜莉子に幸せが訪れることを祈ります。2014/10/06
おはな坊
17
ゲームの方にもハマってたので(笑)法廷のシーンが好きだなぁ~2014/10/24
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- 経済界2015年8月25日号