出版社内容情報
“経営の神様”松下幸之助が会得した商売と経営の極意を一冊で学べる! いかなる時代にも通用する、経営哲学のバイブル。
【著者紹介】
パナソニックグループ創業者
内容説明
「物とあわせて心をつくり、物とともに心を売り、そしてお金とともに心をいただく」―超ロングセラー「心得帖シリーズ」から、商いと経営の心構えを説く2冊が合本に。スキルやテクニックではない商売の醍醐味、経営の本質を問いかける不朽の名著。
目次
商売心得帖(商売の心得いろいろ;人事の心得いろいろ;古今の家訓・店訓・社訓いろいろ)
経営心得帖(経営の心得いろいろ;人事の心得いろいろ)
著者等紹介
松下幸之助[マツシタコウノスケ]
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者、PHP研究所創設者。明治27(1894)年、和歌山県に生まれる。9歳で単身大阪に出、火鉢店、自転車店に奉公ののち、大阪電燈(現関西電力)に勤務。大正7(1918)年、23歳で松下電気器具製作所(昭和10年に松下電器産業に改称)を創業。昭和21(1946)年には、「Peace and Happiness through Prosperity=繁栄によって平和と幸福を」のスローガンを掲げてPHP研究所を創設。昭和54(1979)年、21世紀を担う指導者の育成を目的に、松下政経塾を設立。平成元(1989)年に94歳で没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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WATA
63
「商売心得帖」と「経営心得帖」を1冊の新書にまとめたもの。どちらも商売の心構えについて書かれた古典的名著。この本を読むと松下幸之助は他人を尊重し信頼することを商売の基本に据えていたのだな、と感じる。「正しいことをすれば世間は必ず支持してくださる」「仕入先をお得意先と同じように大切にすることが肝要」「消費者は王様で会社は家臣である。だが真の家臣ならば、時には王様に忠言する必要もある」といった内容が目立つ。そのほか、安易な安売りを戒めたり、興味を持って夢中になることの大切さを説いたりなど納得できる文章が多い。2014/07/08
犬こ
13
感慨深い。松下さんは、自社の益だけではなく、最終的には社会、国の発展を考えながら、松下電器を経営されていました。商売のみに留まらず、人の心の持ち様も勉強になります。文章に、松下さんのお人柄が出ており、松下さんの映像を見ているような感覚となりました。2017/06/23
しき
7
商売や経営をやっているわけではないので、仕入れ等の話は響かなかったけど、人事に関する部分は松下さんを自分の上司であるかのような気持ちになって読んだ。一番印象に残ったのは、困難に遭ったときに、自分に足りないことがあれば、そのことを素直に認めるというフレーズ。当たり前のことだけど、今の自分にピタリとはまった。あのときの失敗を振り返ってみて、今後に生かす時機が来たのだと思う。他の本も読んでみたいな。2016/01/31
かおりん
5
成功した人の言葉だけに心に響く。商売の基本はこうあってほしいけれど、今の時代にはちょっと合わないところもあった。小売り商店で物を買わないし、行きつけの店はないし、声かけサービスは苦手だし…2016/06/14
きたむらさんえ
2
図書館本。ほほう、これがあのパナソニックを築いた経営者の考えかと、共感したりしなかったり。値引き交渉されても、商品とサービスに自信がある限り、適正価格で売る。これにちょっぴり生意気さがあったから、年長者の心をくすぐったのだと感じた。2015/10/01
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