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出版社内容情報
憲法を暗記しているアイドルと、気鋭の憲法学者による、1億人のための憲法学講義。投票の自由とは？ 有名人にプライバシーはある？
【著者紹介】
アイドル
内容説明
もしも国民的アイドルが日本国憲法を本気で学んだら…。憲法を暗唱するアイドルと、気鋭の憲法学者による１億人のための憲法講義。
目次
第１講 憲法とは何か？（憲法は「最高法規」である；警察官と誘拐犯はどう違うのか？ ほか）
第２講 人権と立憲主義（選挙権は人権ではない？；「人権」の誕生 ほか）
第３講 国民主権と選挙（政治を動かしているのは誰か？；君主主権のわかりやすさ ほか）
第４講 内閣と違憲審査制（いちばん偉い人の選び方；総理大臣の強力な権限 ほか）
第５講 憲法の変化と未来（日本国憲法は「不磨の大典」？；最大の課題は憲法９条 ほか）
著者等紹介
内山奈月［ウチヤマナツキ］
１９９５年神奈川県生まれ。人気アイドルグループＡＫＢ４８のメンバー。２０１２年５月ＡＫＢ４８第１４期研究生オーディションに合格。１３年８月に昇格してＡＫＢ４８Ｔｅａｍ４に所属。１４年４月ＡＫＢ４８ＴｅａｍＢに移籍、慶應義塾大学経済学部に入学
南野森［ミナミノシゲル］
京都府生まれ。九州大学法学部准教授（憲法学）。１９９４年東京大学法学部を卒業後、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程、博士課程、パリ第１０大学大学院博士課程を経て、２００２年より現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
61
「神戸元町ぶららオフ」でみややさんがお勧めされていた本。今の憲法が不磨の大典だという事と憲法９条２項の『前項の目的を達するため』という文言の追加など憲法を面白く解りやすくかかれた対談。2014/12/26
みのゆかパパ＠ぼちぼち読んでます
48
九州大学の憲法学の准教授が、ＡＫＢの内山奈月さんにマンツーマンで行った憲法の講義を紙上で再現した一冊。ただのＡＫＢ便乗本かと思いきや、憲法そのものの基本的な考え方をしっかりと押さえつつ、解釈改憲や集団的自衛権といった現在進行形の論点にも踏み込んだ中身になっていることに、まずは驚く。しかも、それが若者とのやりとりを通じて語られているので読みやすいことこの上ない。そういう意味では入門書として最適ではあるのだが、憲法とは何かを踏まえない議論を目にする状況もあるだけに、多くの人に読んでほしい一冊。おススメしたい。2014/09/02
壱萬弐仟縁
43
内閣法制局という超エリート集団（１７１頁～）：法律のプロ。違憲かどうかチェック。法案は国会に出てきた段階で間違いがない（１７３頁）。だが、実際、安倍晋三の安保法制はこうしたルールも、憲法条文も理念も、原理まで無視する暴挙に出た。これでは、いくら役人が優秀であっても前代未聞で、国民もデモや集会を開いても安倍には届かないようだ。内閣法制局は評判のいいキャリア官僚から法律に詳しい人と面談して採用するという（１７４頁）。役人から政治家に転じることはやめてほしい。2015/12/18
そうたそ
42
★★★★☆ 憲法の全条文を暗唱できるというAKBの内山奈月さんに憲法学者の南野教授が講義したという憲法講義本。初心者にもわかり易い内容ながら、中身は相当奥深い。内山さん自身も単に暗唱できるだけでなく、ちゃんと中身も理解するに至っている。だからこそ理解も早く、講義の内容もワンランクアップできるような質問もできるのだろう。そういう意味で非常に「優秀な」生徒だと感心した。こんな生徒ばかりなら南野さんも普段講義するのが楽だろう（笑）個人的には知っていることも多かったが、非常に面白く読めたので第二弾にも期待したい。2015/06/03
くぅ
29
いやいや…存じ上げませんでしたが、この内山さんという彼女、年齢の割りにしっかりしてるというか聡明。あんだけの人数をそろえりゃ、中にはこんな賢い子もいるんだな〜なんてシミジミ。単に憲法の条文を覚えてるってことじゃなく、自分の頭で考えた上で意味を理解しているし、問題把握の着眼点も良く、おばちゃんは感心！本自体も分かりやすく、あまり政治に関心が無い中高生から大人に手にとって考えてほしい内容。集団的自衛権や解釈改憲の問題も今の首相が首相だけに、改めて勉強するなら今がチャンス♪（笑）2014/12/03
