出版社内容情報
『親ができるのは「ほんの少しばかり」のこと』は約20年間読まれ続けた名著。80歳を迎える著者が今を振り返って加筆した新装版!
【著者紹介】
脚本家
内容説明
わが子も他者であり、親の思いどおりにいくものではない。個々の魅力に気づき、その違いを財産だと思って喜ぶべきではないかと著者はいう。大事なのは「時代の基準」ではなく「その子の現実」。「親が子供にしてやれることの基準」は、「他ならぬその子」にしかないのだということ。家族を見つめ続けた脚本家が語る親子論。
目次
第1章 一男二女あり(産院待合室での前奏曲;子供は暴君? ほか)
第2章 父のこと、家のこと(小学生のころ(昭和十六年~昭和二十年)
父母とすごした時間 ほか)
第3章 家族は「人間」を知る場所(心の傷も栄養になる;家庭内暴力のこと ほか)
第4章 親にできることは、少し(人生の意味;基準は生身の子供 ほか)
終章 二十年経って思うこと(他人の子供も可愛くなった;子育ての期間は短い ほか)
著者等紹介
山田太一[ヤマダタイチ]
1934年、東京浅草生まれ。1958年、早稲田大学教育学部卒業。松竹に入社し、木下恵介氏のもとで助監督を務める。1965年、シナリオライターとして独立。テレビドラマの脚本家として「岸辺のアルバム」「想い出づくり」「ふぞろいの林檎たち」「丘の上の向日葵」をはじめ、多くの名作を手がける。1982年、「ながらえば」「男たちの旅路―戦場は遥かになりて」で芸術選奨文部大臣賞受賞。1985年、菊池寛賞を受賞。一方、作家としても活躍。1988年には『異人たちとの夏』(新潮社)で山本周五郎賞を受賞。1991年、「少年時代」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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にゃん
ひとひら
しゅんぺい(笑)
みのにゃー
おはなさん