出版社内容情報
『千本桜』の黒うさPが生み出した200万再生突破の原曲をノベライズ！ ボカロキャラ達による「激しい恋物語」を描きます。
内容説明
孤独を抱える少年・海斗（カイト）はある日、二人の少女と出会う。裕福な家庭で育った無邪気な未来（ミク）と、面倒見がよく心優しい流歌（ルカ）。互いにかけがえのない存在となった三人は楽しい日々を過ごす。未来が海斗への恋心を自覚して、歯車が狂いだすその時までは…。届くことのない想い―本当に愛しているのは？
著者等紹介
雨宮ひとみ［アマミヤヒトミ］
脚本家、小説家。雑誌編集者を経てフリーの文筆家となる。脚本、小説、漫画原作、ゲームやドラマＣＤのシナリオなどを手掛ける（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫耳ありす
7
答えを間違えると後戻り出来ないよ、ということで。人を愛すれば愛するほど裏切られた時の喪失感と絶望感は計り知れない。狂いだした歯車は、壊れるまで軋み続ける。2014/07/02
ベガ@あやめ
6
原曲が好きで読んでみた。「病み曲すきだよね」と呆れられながら…。別に誰が悪いわけでもないと思うけど、すごく恐ろしかった。こんな三角関係、本当にあるのかな。見に覚えがないわけではないけど。未来がどんどん壊れていくところが(>_<)Reactはどんな風にまとまってるんだろ。2015/06/07
鑑真＠本の虫
3
ボーカロイド楽曲『ACUTE』ノベライズ。 幼い頃から友情を深めてきた、施設出身の秀才で医学生・カイトと医学の権威を父にもつミク、そしてミクの家の家政婦の娘・ルカ。 三人は成長する中で同じ大学へと進むのだが、奇しくもそれを機に、均衡を保っていた関係は壊れ始める。 これはまた見事な泥沼で圧倒されてしまった。 三者三様に過ちを犯し、それが破滅的な結末を導いたかと思うと、色巡り合わせの恐ろしさを感じるばかりである。 やはり綻びの遠因は、曖昧なカイトと中途半端なルカだろうか。 尤も、誰が悪いわけでもないが。2015/03/05
ネギトロ丼390円
2
狂って廻る歯車のように、だんだんと壊れていく三角関係。誰が悪いわけでもないし、誰もが悪い。ミクの心情を思うと、辛いものがあるなぁ……。最後の「ごめんなさい」は胸に刺さった。Reactの方も読んでみようかなぁ、本屋にないんだけど……(--;)2015/07/03
りお＠積読本増加中
1
コミックを先に読んでから、原曲を聞いて読みました。私も「全員加害者であり、被害者でもある」と思います。あの時内気な流歌が「私も海斗が好き」と言っていたら何か違ったんでしょうか・・・？それと今巻でもちらっと煉と凛が出てましたね。続編も買ってあるのですぐに読みたいです。2019/11/21
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