小林一三―時代の十歩先が見えた男

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小林一三―時代の十歩先が見えた男

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569818894
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

左前銀行員が鉄道事業に携わるや、女性歌劇団の設立、日本初のターミナルデパート開業など異能を発揮した! 不世出の企業家の一代記。

内容説明

宝塚歌劇団をつくり上げた男の人生を通じて知る、夢を現実にできる、人間の無限の可能性。無から有を生み出した稀代の事業家の生涯。

目次

甲州商人の血
夢見る文学青年
警察が大騒ぎしたミステリー小説
小説家志望が一転して銀行マンに
財界の巨星・中上川彦次郎
落ちこぼれサラリーマン
波乱の末の再婚、仕事の挫折
三井銀行退職
最も有望なる電車
宝塚少女歌劇誕生
神戸線開通と阪急の飛躍
世の中に対して貸勘定をつくっていく
日本初のターミナルデパート・阪急百貨店
東京電燈再建
東宝設立
商工大臣就任
大臣落第で迎えた敗戦
敗戦後の日本に希望の光を
枯れ木に花を咲かせ続けて

著者等紹介

北康利[キタヤストシ]
昭和35年12月24日、名古屋市生まれ。大阪府立天王寺高校、東京大学法学部卒業後、富士銀行入行。資産証券化の専門家として富士証券投資戦略部長、みずほ証券財務開発部長等を歴任。平成20年6月末でみずほ証券を退職し、本格的に作家活動に入る。関西学院大学非常勤講師。“100年経営の会”顧問。著書に『白洲次郎 占領を背負った男』(第14回山本七平賞受賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あちゃくん

108
小林一三翁のことは、阪急電鉄を率いて日本の私鉄経営のフォーマットを作った人だとか、宝塚歌劇団とか東宝を設立し日本のエンタメ界の基礎を築いた人だとかという認識はありましたが、これほどまでに様々な分野で活躍された方だということを初めて知りました。三井銀行のサラリーマンとして社会人生活をはじめたことであったり、阪神電鉄とのせめぎあいであったり、電力会社との関わりであったり、岸信介との確執であったり。小林翁の様々な一面を知り、もし今生きていたら、どんなビジネスを企画したんだろうかと想像しながら読み終えました。2016/10/08

KAZOO

17
阪急電鉄と宝塚の創始者ということは知っていましたが、あまり詳しいことは知りませんでした。いわゆる優等生タイプでない一面を持って、若いときはやりたい放題という感じでしかも縁故は利用する、女にはだらしない、ということで面白く読めました。昔の組織の枠にははまらない人だったのでしょう。甲州商人の負けじ魂というのもあるようです。2014/07/31

かりんとー

4
阪急は最高の電車だと思うし、阪神間の人たちも素晴らしい。短い間だったけど阪急沿線に住めたのはとてもいい思い出になっている。小林一三大先生に感謝したい。あっぱれ堂々たる人生です。2016/10/26

Ken

4
私は大阪で5年も勤務したのに、恥ずかしながら小林一三といえば宝塚・阪急の創始者だという程度の知識しかなく、こんな多くの来歴の方だとは存じ上げなかった。 小林一三は「花咲か爺」と呼ばれるほど数多くの事業の花を咲かせた。鉄道、歌劇、百貨店、映画の花。そして数多くの人材の花を咲かせた。 こんな大器晩成の方はあまり知らない。北さんの仰る復興に向けた元気につながる主人公であることは間違えない!2014/06/14

3
著者の経歴で天高から東大法は周りにいなかった印象である。小林一三は1873年に山梨県巨摩群の商家で生まれたとのこと。阪急グループのイメージがやはり強い。青年時代から文学に憧れていたとのことで、慶應時代には小説の内容で官憲に詰め寄られたことが書かれている。銀行マンになり、様々な事業を拡大させていく中で、商工大臣に就任することなど苦労しながらも強く太く生きた内容が書かれている。写真とその時代がわかるのがよい。2016/03/26

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