出版社内容情報
サッカーを切り口に、世界の政治、経済、民族、宗教問題に関する教養が身につく異色の書。サッカー観戦が10倍楽しくなる!
内容説明
オイルマネー、新興国経済、移民、ユダヤ問題、代理戦争。世界のサッカー界に潜む意外な裏事情を一挙公開。サッカーを観ながら国際情勢が学べてしまうニュータイプの教養書。
目次
1 サッカーと経済~マネーの動きがサッカー界を変える!(サッカー王国のブラジルで、なぜW杯反対デモが起こっているのか?;弱小クラブがあっという間に強豪に!オイルマネーの正体はどんなもの? ほか)
2 サッカーと民族・宗教~対立はピッチ内でも起こっている!(サッカーの代表チームを見ると、移民の流れが一目瞭然でわかる!;レアル・マドリードとFCバルセロナの試合は、なぜあれほど盛り上がるのか? ほか)
3 サッカーと政治・紛争~サッカーから見えてきた政争の真実(領土問題からうかがえるサッカーと政治の危うい関係;イスラエルのW杯予選での地区割がアジアでなく欧州になっているワケ ほか)
4 サッカーと社会~サッカーが社会を読み解くヒントになる!(黒人選手に向けられる罵詈雑言…世界中に蔓延する差別問題;数多くの名選手を輩出してきたブラジルのスラム街の現状は? ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アーキー
1
★★★☆☆ 75 2024/10/04
やましょう
0
知らないことが多く非常に面白かった。サッカーと世界情勢、どちらかにでも興味があるなら読むべき。「こういった国民性だから」といったあいまいな理由ではなく、チームや国同士の対立構図等を歴史的背景から明確に示してくれている。クラシコ等のダービーが何故白熱するのか、アヤックスはなぜユダヤ人のチームと呼ばれるのか、東欧にはなぜディナモ~というチームが多いのか、Kリーグには軍が所有しているチームが参加しているのはなぜか、メキシコ代表が水平チョップの姿勢で国歌斉唱する理由は何か等、知らないことだらけだった。2016/11/27
しあわせひょうたんの宿 旅館水郷 岸田あつのり
0
いかにサッカーが現実社会の縮図になっているかということですが、内容はサッカーが好きな人間であれば当然知っているようものばかりでした2014/08/19
RUI COSTA
0
ワールドカップの熱気にあてられてついつい買ってしまった。サッカーは好きだがちゃんとしたプレー経験が無く、細かいサッカーのテクニックなんかよりもサッカーを通じて国際情勢を読みたいといった「文系サッカーファン」にはうってつけの内容だ。サッカーは世界中で人気のスポーツ(或いはそれ以上の存在)が故に民族、政治、宗教対立を煽る道具にも、融合の旗印にもなる。サッカーをどう使うかは結局人間の問題だと思う。2014/07/09
ハローCZO
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W杯の予習にと手に取った一冊。 サッカーがいかに世界情勢と絡んで発展してきたかが分かり非常に勉強なった。 紛争・民族問題・経済などなどタイトルの通り「世界が分かる」本だと思う。 学生時代に出会えていたら、もう少し世界史に興味が持てていたかもしれませんね。2014/05/27
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