出版社内容情報
古代ローマの戦術事例から教訓を導き、いまなお欧米指導層の基礎教養をなしている古典の極意とは? その新訳版を現代日本人に提供。
内容説明
真珠湾、ジャワ、珊瑚海、ラバウル、ミッドウェイ、ガダルカナル、屋久島へ、美の化身のような戦闘機がゆく。空から見た太平洋戦争の軌跡。
目次
第1部 開戦(各務原の堀越二郎―昭和八年早春;漢口の坂井三郎―昭和十三年十月五日 ほか)
第2部 進撃(ジャワの坂井三郎―昭和十七年一月十日;セレベスの堀内豊秋―昭和十七年一月十一日 ほか)
第3部 死闘(ビルマの加藤建夫―昭和十七年五月二十二日;ミッドウェイの山口多聞―昭和十七年六月五日 ほか)
第4部 鎮魂(レイテの小澤治三郎―昭和十九年十月二十四日;松山の杉田庄一―昭和二十年一月十日 ほか)
著者等紹介
秋月達郎[アキズキタツロウ]
1959年5月、愛知県半田市に生まれる。早稲田大学を卒業後、東映に入社。本編映画のプロデューサーを経て、作家に転身。歴史を題材にした作品を数多く発表しつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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toshi
4
「男達の大和」の飛行機版。 戦時中のパイロットや空母の艦長のエピソード集。 雑誌に書いたものの寄せ集めのため、同じ話が何度も登場したり、関連のある話があちこちに有ったりでちょっと読みにくい。 本にまとめるにあたって、全部見直して整理すればすっきりして読みやすくなると思う。2014/01/12
ちさと
2
烈風の最期に涙しました。2015/02/19
歴史小説大好き猫
1
これから零戦の時代と向き合う人の、窓口になる良い本だと思う。もちろん、「いやぜったい本人はそんなこと思ってないでしょ…!」と、この分野には初心者の私でも叫びたくなる部分はあったけど、それがご本人の本当のことをもっと知りたい、手記も見てみたい、という気を起こさせる原動力になった。文字も大きくて、読みやすかった。2017/10/18
jack
1
粗い。戦争を語れる力がない。小説なのか、ノンフィクションなのか。真実に向き合えないなら、三人の名前を出すのは、どうかと思う。☆3.82015/10/16
国見
1
同じエピソードが何度も出てきたり、文の修飾が多すぎたり、読み進めるのにややストレスを感じた。戦闘機のパイロットや設計者の心情、会話などが想像で書かれている部分が多く史実をベースにした物語という感じ当時の時代背景、軍のシステムなどある程度の予備知識がないと、読んでもよく理解できない記述が多いかも。2015/07/07