PHP新書<br> 楽天はなぜ強くなれたのか―巨人の「天才野球」をしのいだ力

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楽天はなぜ強くなれたのか―巨人の「天才野球」をしのいだ力

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569816869
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

出版社内容情報

「投球の質において、田中は稲尾の域に達した部分はある」。2013年の野球評論を収録、さらに書き下ろしで楽天躍進の理由を語る。

【著者紹介】
野球評論家

内容説明

創設9年目にして初のパ・リーグ優勝、さらに日本一に輝いた楽天イーグルス。その楽天を初のクライマックスシリーズ進出に導いた野村元監督が、楽天の勝因を分析する。24勝0敗の田中投手については、プロ野球史上最高の投手の呼び声も高い稲尾和久(西鉄)に達した部分はあると認める一方で、稲尾に及ばない要素があることも指摘。さらに日本シリーズにおける嶋(楽天)と阿部(巨人)の違いが「意思疎通能力」にあったと看破する。定評ある試合評論「ノムラの考え」(2013年)と、新たに書き下ろし評論を収録。バレンティンの記録更新や宮本慎也の引退も取り上げる。

目次

第1章 楽天はなぜ強くなれたのか(難攻不落の絶対的エース・田中;来日外国人本塁打1位434本の4番・ジョーンズ ほか)
第2章 ノムラの考え2013年レギュラーシーズン公式戦(脇役のプレーは、監督の“思想”を映す鏡;技巧派のセオリーとは ほか)
第3章 ノムラの考え2013年クライマックスシリーズ(ロッテに名前で勝った田中;「マー君の7球」を忘れたのか ほか)
第4章 ノムラの考え2013年日本シリーズ(エース内海に対する「敬意」がなかった楽天打線;ヤマを張らないのが巨人打線の特色 ほか)
第5章 ノムラの考え「楽天創生への道」(2006年)(キャンプで伝えたこと、オープン戦で求めること;監督の「分身」である捕手に何を求めるのか ほか)

著者等紹介

野村克也[ノムラカツヤ]
1935年京都府生まれ。54年にテスト生として南海入団。65年に戦後初の三冠王に輝くなど、首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回獲得。通算3017試合出場は日本記録。捕手試合出場2921試合は世界記録。70年より選手兼監督に。ロッテ、西武と移り、80年のシーズンを最後に引退。サンケイスポーツの専属評論家などを務めたのち、90年よりヤクルト監督。弱小球団を三度の日本一に導いた。阪神監督、社会人・シダックス監督を経て、2006年より楽天監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

48
文句言う割には読んでるので、ファンなんだろうな、俺。なんかちょっと手抜き気味な感じはするけど。星野のバカくらい書いてくれると面白いんだけどな。2014/03/17

再び読書

23
楽天ファンに感謝しているノムさんが印象的、確かにある意味いろいろな人にいじめられて(鍛えられて)きたノムさんだから、より東北の人の温かみが、わかるのだと思う。題名からすると、やはり「神の子」マー君こと田中将大の成長が良くわかる。30連勝というのもとてつもなく偉大な記録だ。また、稲尾氏、杉下氏という今は亡き大投手との比較も楽しめる。しかし、捕手だった配球論と、バッターとしての心構えが流石と感じさせる。また教え子である宮本、稲葉の両監督の日本シリーズも、ノムさんでなくてもワクワクします。2014/11/18

katoyann

19
2006年から2009年までの間に東北楽天イーグルスの監督を務めた、故・野村克也が2013年の楽天のシーズンを分析した本。2013年は田中将大が24勝するという快挙もあり、楽天が優勝した。優勝の要因はチームの中心か昨日したことにあるという。つまりエースと4番の活躍である。特にエースの田中は手放しで絶賛されている。例えば、原点能力(外角低め真っ直ぐを投げる力)の球威と制球力。そして球種の豊富さ。これらが強みとなって打者を手球に取ったという。監督として守備の堅いチームを作ったとあるように、野球論が参考になる。2023/10/13

Kaz

13
もう少し表題通りの内容が読みたかったかな。楽天の日本一の要因分析が一冊になったと思っていただけに、不満が残る内容だった。ノムさんの評論は、プロの高度な思考が書かれていて、損をした気はしないのだけれど、それならそれで、そういうタイトルにしても良かったのでは。あと一つ。仕方がないとは思うけれど、結果論的な考察は、ノムさんの価値を下げるのでやめた方が良いと思う。野球好きの読メの皆さん。どう思わはります?2014/11/16

ぽかちゅう49

12
ノムさんが監督をしていた楽天イーグルスに特化した本。主にイーグルスの嶋捕手に対する期待と課題、そして捕手論が書かれていて楽しめました(^^)他にも元ヤクルトの愛弟子、宮本慎也さんにアドバイスしたという「平凡の中の非凡」や「脇役の一流、二流の一流になれ」はすごく好きな概念です(^^)v自分も『脇役の一流、二流の一流』に…なりたいなー…マジで(笑)2018/04/04

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