なぜ、一流の人は「お茶」をたしなむのか?―日本文化の最高到達点

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なぜ、一流の人は「お茶」をたしなむのか?―日本文化の最高到達点

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  • サイズ B6判/ページ数 157p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569816449
  • NDC分類 791
  • Cコード C0034

内容説明

余分なものを捨てシンプルに生きる。おもてなし、礼儀作法、コミュニケーション、美的感性、そして大いなる癒し。人間の教養と品格を高める茶道の効用とは。

目次

日本人の独自性―茶道には人生の要諦が示されている
お辞儀は心の窓―挨拶の仕方でその人の人間性がわかる
身も心も清める―不浄なものを捨てると自信が生まれる
立ち居振る舞いを洗練されたものに―自分の精神を自由自在にコントロールする
茶碗の正面を避けて飲む―自分の心の謙虚さを行動で示す
心に訴えるコミュニケーション―できるだけ言葉を使わず以心伝心で伝える
物を引きずらない―物理的にも精神的にも「摩擦」を避ける
すべてを定位置に落ち着かせる―歴史の中で培われた機能と美の極致
ルールと臨機応変―目的のためには作法を無視することも必要
自然との融和を目指す―大自然に恭順の意を表し、恵みを享受する〔ほか〕

著者等紹介

山崎武也[ヤマサキタケヤ]
1935年、広島県生まれ。1959年、東京大学法学部卒業。ビジネスコンサルタントとして国際関連業務に幅広く携わるかたわら、茶道裏千家などの文化面でも活躍している。グローバルなビジネス経験から著わした仕事術、人間関係術などの著作が多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たかこ

7
タイトルと中身がちょっと違うかな。一流の人はなぜお茶を学ぶのかではなく、お茶を学ぶことがより有用である(一流になるとは言っていない)本だった。と言っても、茶道を学んでいる立場からしてみたら、基本と心構えの大事さを思い出させてくれる良本であった。「お茶は単なる作法ではなく、人生の考え方や歩み方がシミュレーションとして示されている」「ルールより気働き」「箸の上げ下ろし」「お茶とはゴールのない道」凛とした女らしさで、たおやかな風情の中にすっきりとした感覚をお茶で、人柄で表現できるようになりたい。2019/03/27

K K

3
やはり山崎さん、素晴らしい。 人生を功利的に生きることなく、人格を整えて洗い一つをとっても疎かにしない、品格ある一流の方々。 完璧主義を通そうとせず、しかし丁寧に生きる。 写真の入り込む余地のないお茶はスマホ中毒者の蔓延する現代と相性が悪い。 千利休の逸話が面白い。2018/07/24

もくたつ(目標達成)

3
茶道の教えを述べた本。畳の上での振る舞いなどが参考になった。2017/11/29

千手

3
裏千家を嗜む人物の著書。一流の人達について書いているというよりも、お茶の精神を説いた上で「だから一流の人の中にもお茶を究めようとする人がいる」と言っていると考えたほうがいい本だが、精神を知るには素晴らしい内容だ。「ルールがあるのでエゴが出てくる場面が少なくなる」には納得。茶道には決まり事が多いという印象を持っているが、エゴの出番がない=心が穏やかになるという点には目から鱗である。しかし、茶道はやさしさでできているので、TPOに合わせてルールから逸脱することもある。すべては相手への思いやりだ。2014/03/02

55くまごろう

1
前回の「外国人は日本文化の「何」を知りたがっているのか」に引き続き、同じ山崎武也氏の著作に手を伸ばした。こちらの方が数年早く出版されているが、内容的にはほぼ同様のことを、こちらは日本人を念頭に話している形。「一流の人」という決めつけたタイトルがやや刺激的だが、昨今の明らかに一流と思われない人々が、茶道を通じて人品を磨けばより良い社会になるだろう。筆者の主張の95%には賛同することが出来た。2018/08/05

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