出版社内容情報
藩を二つに割る御家騒動に幕府の思惑もからみ、小栗美作は否応なく争いに巻き込まれていく。松本清張賞受賞作家、渾身の本格歴史小説。
【著者紹介】
作家
内容説明
江戸に幕府が開かれて50年近く―。越後高田藩主・松平光長のところへ、豊後へ流されていた弟や妹が戻ってきた。その妹を娶ったのが、後に筆頭家老になる小栗美作である。降り積もる雪、大地震、大火、継嗣争い、藩を二分する御家騒動、取り潰しの機会を窺う幕府など、次々と降りかかる難題に、美作はどう対峙していくのか。逃げず、媚びず、諦めず―。藩を守るための戦いを繰り広げた凛々しい男の物語。
著者等紹介
村木嵐[ムラキラン]
1967年、京都市生まれ。会社勤務を経て、1995年より、司馬遼太郎家の家事手伝いとなり、現在も、夫人である福田みどりさんの個人秘書を務める。2010年、『マルガリータ』で第17回松本清張賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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