出版社内容情報
急減速する経済成長の一方で、軍拡をやめない中国。来るべき米中「東アジア戦争」の結末を読み解き、日本のとるべき戦略を大胆に提言。
【著者紹介】
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹
内容説明
海洋進出への野心を隠そうともしない中国。「膨張するものは必ず縮小する」。アヘン戦争のトラウマを払拭するかのごとく米国に挑戦し、来るべき「第二次東アジア戦争」に「敗北」したあと、はたして巨大国家が経験するのは旧ソ連のような民主化か、それとも分裂なのか―。いま最も注目される外交評論家が、近未来のシナリオを大胆に予測する。
目次
序章 「戦闘」はすでに始まっている
第1章 沖縄の領有権は未解決だ―なぜいま中国は海軍力を増強しようとするのか
第2章 漢族の民族的トラウマ―「西洋文明の衝撃」への答えはいまだに出ていない
第3章 エコノミストたちの読み違い―経済が停滞するほど暴発の可能性は高まる
第4章 歴史が教える米中関係の「光と影」―ときには「相手の面子」を守ってやることも有効だ
第5章 米中サイバー戦の真実―日米の軍事基地がサイバー攻撃を受ける日
第6章 来るべき「第二次東アジア戦争」―はたして中国は民主化するか、それとも分裂するのか
第7章 日本は「中国の敗北」にどう向き合うか―大陸と一定の距離を置く「島国同盟」のススメ
第8章 第二次大戦を「歴史」にするために―日本はこの変化を「名誉回復のチャンス」と捉えよ
著者等紹介
宮家邦彦[ミヤケクニヒコ]
1953年神奈川県生まれ。外交政策研究所代表。78年東京大学法学部を卒業後、外務省に入省。76~77年米ミネソタ大学、台湾師範大学、79年カイロ・アメリカン大学、81年米ジョージタウン大学で語学研修。82年7月在イラク大使館二等書記官、86年5月外務大臣秘書官、91年10月在米国大使館一等書記官、98年1月中近東第一課長、同年8月日米安全保障条約課長、2000年9月在中国大使館公使、04年1月在イラク大使館公使、イラクCPA(連合国暫定当局)に出向、04年7月中東アフリカ局参事官などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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