出版社内容情報
小中華思想、チュチェ思想など朝鮮民族の根本思想を説いた名著を復刊。新たに現在の韓国における「親北朝鮮=反日」の潮流を解説。
【著者紹介】
拓殖大学教授
内容説明
現在、韓国では同じ民族への愛を唱える「親北朝鮮」が「民族主義」の象徴、「反日」が「愛国」の象徴となっており、それらを等式で結ぶ「親北朝鮮=民族主義=反日=愛国」という政治イデオロギーが主流になりつつある。この思想の背景となる朝鮮民族固有の原理を明快に解いた『韓国人から見た北朝鮮』に、増補二章を加えてここに刊行。韓国の援助で成り立った北朝鮮の核開発、「過去清算」という強固な反日姿勢について新たに書き下ろす。「朝鮮のない地球はない」という自民族優越主義、「罪は親子三代におよぶ」倫理観…。朝鮮民族を理解し、現実を見据えるための一冊。
目次
序章 北朝鮮に恐怖をいだかなくなった韓国
第1章 専制独裁主義のルーツは李朝にあり
第2章 チュチェ思想のルーツは儒教だった
第3章 小中華思想と日本を見下す侮日観
第4章 大国への屈折―事大主義と中央集権主義
第5章 自民族優越主義という害毒
第6章 父系血縁制と身分制
第7章 国民を愚かにする理念主義とハングル専用政策
第8章 韓国人は北朝鮮をどう見ているか―北の核開発をめぐって
第9章 過去清算という名の韓国の「親北=反日=民主」政策
著者等紹介
呉善花[オソンファ]
1956年、韓国・済州島生まれ。韓国で女子軍隊経験を持つ。83年に来日、大東文化大学(英語学専攻)の留学生となる。その後、東京外国語大学大学院修士課程(北米地域研究)修了。現在、評論家。拓殖大学国際学部教授。著書に、『攘夷の韓国開国の日本』(文春文庫、第五回山本七平賞受賞)など多数がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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