PHPサイエンス・ワールド新書<br> 有害化学物質の話―農薬からプラスチックまで

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PHPサイエンス・ワールド新書
有害化学物質の話―農薬からプラスチックまで

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  • サイズ 新書判/ページ数 316p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569814681
  • NDC分類 498.4
  • Cコード C0295

出版社内容情報

室内の「ほこり」に臭素系ダイオキシン発見! 身の回りの有害化学物質から環境ホルモンの現況、地球規模のプラスチック汚染まで。

【著者紹介】
共同通信社科学部編集委員

内容説明

怖いのは、PCBや農薬のDDTだけではなかった。パソコンやテレビから化粧品、洗剤、塗料、プラスチック製品に至るまで、私たちは人工的な化学物質に囲まれて暮らしている。指数関数的に増え、後でそれが有害と分かることも。近年は、電化製品に含まれる臭素系の難燃剤による人体汚染が注目を浴びている。二十数年この問題を追いかけてきた記者が、地球の生態系と人間の健康を脅かす有害化学物質の真実に迫る。

目次

第1章 子供がおかしい?
第2章 有害化学物質汚染の今
第3章 POPs条約誕生
第4章 化学物質汚染の実相
第5章 環境ホルモンは幻か?
第6章 進み始めた新たな取り組み
第7章 子供たちにきれいな環境を

著者等紹介

井田徹治[イダテツジ]
1959年生まれ。東京大学文学部卒。共同通信に入社、本社科学部の記者、ワシントン支局特派員(科学担当)を経て、現在、編集委員。環境と開発の問題をテーマに世界の各地での取材や各種の国際会議をフォローしてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yoshie S

7
便利だから、と製造して使ってしまうと、あとで危険とわかっても棄てることもなくしてしまうことも出来ず、地球上にとどまり、生命に影響を及ぼし続ける物質。すぐに深刻な影響がなくても、世代を超えて残っていくことはやはり「子どもにツケを負わせる」としかいいようがない。便利を享受している身としては、まずは知ることからと思う。その上で何ができるのだろう。2019/07/27

miho

3
メモ>使用禁止されてから長い年月が経っても、未だに日本人の血液中のPCB濃度に近年目立った低下は見られていない。☆ストックホルム条約では、有害化学物質をPOPsと呼び、難分解性、高蓄積性、長距離移動性、人の健康や生態系への影響を持つ物質と定義している。☆2012年1月時点で176ヵ国が批准。☆ DDTはマラリアの媒体となる蚊に有効、管理しつつ未だに使われている。☆REACH規制☆行動しなかった時のコストを押さえる2016/03/01

toaster

2
ダイオキシン、BHT、ヘキサクロロベンゼン、パラジクロロベンゼン、PCB等々。環境ホルモン改め、内分泌撹乱物質はいまも元気に暴れまわってる。追記 枯れ葉剤ってあれダイオキシンが問題だったのか。2015/05/06

Tomitakeya

1
専門的で難しいところもあった。少なくとも今の便利で享楽的な生活の中で人類は様々な化学物質を大量に開発、製造してきた。夢の化学物質と言われたものの中には、残念なことに後日悪夢を起こすものもある。少しでも子孫に負の遺産を残さないように、今の生活を見つめる必要がある。2018/12/14

ニノミン

1
リスクがあるからといって即使用中止にはできないですが、環境への影響が明確に説明にできるようになるまで待っていては、手遅れになりそうです。簡単な解決策は無いから、ひたすら地道に取り組むしか無さそうです。 生産開始時から廃棄のことを考えることも必要ですが、難しい。生産中止、生産再開の条件設定も必要そうですが、言葉で書く以上に難しいでしょう、きっと。でも、やっぱり未来の人に負の遺産は残したくないし。考えさせられます。2015/05/06

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