出版社内容情報
うつ病をどう早期発見し、どこで、どのように治療すればよいのか――。現役ビジネスパーソンのための実践的メンタルヘルス手引き書。
【著者紹介】
精神科医、国際医療福祉大学大学院教授
内容説明
いま流行りの「新型うつ」!?ほかの病気を併発、人間関係の崩壊、仕事能力低下による失職…。そんな事態を招かないために、新しい予防法、最先端の治療法などを紹介。
目次
うつ病は「心の風邪」か?
うつ病が怖い本当の理由
うつ病とは、どんな病気か
うつ病が生む悪循環のスパイラル
うつ病の脳科学
うつ病をどう治すか(抗うつ薬の効果とリスク;うつ病のカウンセリング;ECT(電気けいれん療法)
TMS治療)
うつ病はこう予防する
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年、大阪市生まれ。東京大学医学部卒業。東京大学附属病院精神神経科助手、米国カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック院長。日本人として初めて、アメリカで最も人気のある精神分析学派である自己心理学の国際年鑑に論文を掲載するほか、第1回監督作品である『受験のシンデレラ』がモナコ国際映画祭でグランプリを受賞するなど海外での評価も高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Matoka
13
うつ病は進行性の病気で、自然治癒はなく、時間が解決してくれることはまずないというのが怖かった。「自動思考を止める方法」と 「認知療法」が気になる。2018/08/11
melon
12
うつ病の予防法 ①思考を変える ②食生活を変える ③太陽光を浴びる2015/07/15
くろまによん
7
わかりやすく、かつ核心に触れてくれる。この手の本では一番わかりやすくためになった。2014/06/14
Humbaba
2
医学はものすごい速さで進歩を繰り返している。特に心の病はまだ研究が進んでいない分野であるため、その速度がとても速い。これまではわかっていなかったことや効果が薄かったものも、しっかりと判明したり、効果が十分に出る薬が発明されることもあるため、一昔前の情報で判断してしまうと本来はしなくてもよい苦労や時間を要してしまう可能性もある。適切に情報に当たれば、それだけ快癒するまでの期間も短くできる。2024/04/18
usurakage
2
結論はタイトル通り。1.思考を変える 2.食生活を変える 3.太陽光を浴びる 魚と肉を食べたほうが良いらしいよ!肉を我慢しなくていい理由ができた。うつのメカニズム=神経伝達物質の不足が脳の神経細胞にダメージを与え、その結果として、うつ病が起こっている。 一番イヤなデメリットは「免疫機能が低下して、他の病気も併発すること」。 NK細胞が不活性になる。早朝覚醒はうつの特徴。 自動思考。悲観的な思考に「根拠がない」ことを理詰めで示していこう。 一人相撲の考え方をやめよう。ソクラテス的質問法。二分割思考を解こう。2015/10/16