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出版社内容情報
邪馬台国以前に成立し、交易で繁栄した出雲王国。日本神話に大きな痕跡を残し、いまもその信仰が受けつがれる「幻の王国」にせまる!
【著者紹介】
明治学院大学教授
内容説明
邪馬台国以前に成立し、日本海航路の交易を通じて繁栄した先進国家があった。日本神話に大きな痕跡を残し、いまもその信仰が受けつがれる「幻の王国」にせまる。
目次
第1章 幻の神政国家“出雲”
第2章 日本海航路が生んだ出雲王国の繁栄
第3章 大国主命神話の真の意味とは
第4章 死に、また再生する出雲の神々
第5章 出雲王国の真実を物語る荒神谷
第6章 大国主命から大物主神へ
第7章 出雲はなぜ朝廷に従ったのか
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県防府市生まれ。1979年、東京大学大学院国史学博士課程を修了。文学博士。現在、明治学院大学教授。日本古代史を専攻し、歴史哲学的視野を用いた日本の思想・文化の研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nori
3
Author gives logical explanation of vanished Izumo kingdom using 風土記 and 記紀 as a modern materialist. However, can authorities redesign myth and belief in people easily? I hope he may show evidence how original Japanese worship was metamorphosed. 2013/09/08
りー
1
「え?何故ここで後から来た奴らに国譲る?」と、幼心にカチンときたくらい、違和感を感じる大国主。本著によれば“大国主が祀られている=出雲の勢力範囲”ではない、というのが注意点だそう。出雲氏の祭祀として今も千家に受け継がれているという火の儀式「神火相続式」が面白かった。出雲が発展させた祭祀を注意深く神話に取り込んでいく大和朝廷・・・。(最近、千家と皇家の婚姻ありましたね。)根拠が明確に示されないまま語られるところが?ですが、面白く読めました。2018/03/28