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出版社内容情報
1970年代の終わりにわずか4年で開発された遺伝子工学。その誕生の経緯を、科学者たちの人間ドラマをまじえて明らかにする。
【著者紹介】
薬学博士
内容説明
1970年代、アメリカでは糖尿病患者が増え続け、当時ウシやブタから抽出して入手するしかなかったインスリンの供給不足が危惧された。打開策は、バクテリアにヒトインスリン遺伝子を入れてインスリンを生産させること。このテーマに科学界の巨人や、わずか1000ドルの出資金で生まれたベンチャー企業らが挑み、熾烈な戦いが繰り広げられる。この戦いが、遺伝子工学という新しい科学分野の礎となったのであった。
目次
第1章 遺伝子レベルで糖尿病を追いかけろ
第2章 ハーバード大学の生物研
第3章 遺伝子組み換えは安全なのか?
第4章 革命に必要なすべての道具がそろった
第5章 ジェネンテック社誕生
第6章 ヒトタンパク質を大腸菌がつくった
第7章 絶対的エース
第8章 熾烈な争いが進化をもたらす
第9章 ギルバートチームの奮闘
第10章 大腸菌によるヒトインスリンの生産に成功
第11章 ゴールドラッシュが始まった
著者等紹介
生田哲[イクタサトシ]
1955年北海道・函館生まれ。がん、糖尿病、遺伝子研究で有名なシティ・オブ・ホープ研究所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)などの博士研究員を経てイリノイ工科大学助教授(化学科)。薬学博士。遺伝子の構造やドラッグデザインをテーマに研究生活を送る。帰国後は、生化学、医学、薬学などライフサイエンスを中心とする執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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