PHPサイエンス・ワールド新書<br> ドキュメント遺伝子工学―巨大産業を生んだ天才たちの戦い

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PHPサイエンス・ワールド新書
ドキュメント遺伝子工学―巨大産業を生んだ天才たちの戦い

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  • サイズ 新書判/ページ数 211p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569812021
  • NDC分類 467.2
  • Cコード C0245

出版社内容情報

1970年代の終わりにわずか4年で開発された遺伝子工学。その誕生の経緯を、科学者たちの人間ドラマをまじえて明らかにする。

【著者紹介】
薬学博士

内容説明

1970年代、アメリカでは糖尿病患者が増え続け、当時ウシやブタから抽出して入手するしかなかったインスリンの供給不足が危惧された。打開策は、バクテリアにヒトインスリン遺伝子を入れてインスリンを生産させること。このテーマに科学界の巨人や、わずか1000ドルの出資金で生まれたベンチャー企業らが挑み、熾烈な戦いが繰り広げられる。この戦いが、遺伝子工学という新しい科学分野の礎となったのであった。

目次

第1章 遺伝子レベルで糖尿病を追いかけろ
第2章 ハーバード大学の生物研
第3章 遺伝子組み換えは安全なのか?
第4章 革命に必要なすべての道具がそろった
第5章 ジェネンテック社誕生
第6章 ヒトタンパク質を大腸菌がつくった
第7章 絶対的エース
第8章 熾烈な争いが進化をもたらす
第9章 ギルバートチームの奮闘
第10章 大腸菌によるヒトインスリンの生産に成功
第11章 ゴールドラッシュが始まった

著者等紹介

生田哲[イクタサトシ]
1955年北海道・函館生まれ。がん、糖尿病、遺伝子研究で有名なシティ・オブ・ホープ研究所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)などの博士研究員を経てイリノイ工科大学助教授(化学科)。薬学博士。遺伝子の構造やドラッグデザインをテーマに研究生活を送る。帰国後は、生化学、医学、薬学などライフサイエンスを中心とする執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

プラス3

5
う~ん、面白いテーマだと思うけど、分量が少なすぎやしないかい?。ストーリーの部分はもっとあった方がいい。あと、ストーリーと説明の部分がもうちょっと分けて書かれてたら良かったかな。2013/09/22

Mark.jr

2
一般的に遺伝子工学と聞くと、クローンなんかが思い浮かぶわけですが、本書で扱われているのは人工インスリンの開発になります。Xファイルのように一つの企業に焦点を当てるのではなく、競合する複数の企業を登場させることで、ドラマを作り出してます。遺伝の基礎などもキッチリ書かれています。2021/06/05

つる

2
遺伝子工学によるヒトインスリンの生産成功までのドキュメント。科学者チーム同士の闘いの激しさを表そうとしているのはわかったのだが、チーム、場面の切り替えが多過ぎてドキュメントとしてはわかりにくかった。遺伝子工学は興味がある分野なので今後は基本を含めて他書で学びたい2014/05/27

ayumyn

2
遺伝子工学のおこりからヒトインスリン生産までを描いたドキュメント。内容は興味深いけれど、場面の転換が多く少し読みにくく感じた。登場人物が多くて整理しながら読む必要があるので、人物紹介のページがほしい。2014/05/03

わたるっち

1
技術勃興時のエキサイティングな雰囲気が伝わってきた。2016/12/04

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