出版社内容情報
古代中国の先進文明を消化しつつ「独自の国風文化」へと目覚めていった京都。そこには各時代、奇人・異才と呼ばれる人物たちがいた!
【著者紹介】
放送作家、京都歴史ジャーナリスト
内容説明
異才や奇人と呼ばれた人びとは、自らの天命に向かって無我夢中に生きてきた。彼らは先駆者や開拓者、救済者になり、後世の人びとの生き方の手本となり続けた。各時代に刊行された偉人伝は、「ブレない生き方」「よき往生の仕方」を学ぶテキストでもあったのだ。京都を中心に活躍した8人の奇才を通じて、今なお残る伝承や信仰を紐解きながら、日本の古き精神世界のルーツを再発見していく。
目次
第1章 上宮厩戸豊聡耳皇子(聖徳太子)―古代政治と精神世界に「維新」をもたらした聖人
第2章 秦河勝公―聖徳太子を支えた申楽の祖
第3章 和気清麻呂公―皇統を護った「正義の人」
第4章 第五十代桓武天皇―魔界都市・平安京を造ったカリスマ帝
第5章 小野篁朝臣―閻魔大王の冥官と呼ばれた鬼検事
第6章 安倍晴明公―ひたすらに天を眺めていた陰陽道の父
第7章 大江匡房卿―「〓(けい)惑星の精」といわれた大学者閣僚
第8章 世阿弥元清―幽玄の世界を拓いた大芸術家
著者等紹介
丘眞奈美[オカマナミ]
京都市生まれ。合同会社京都ジャーナリズム歴史文化研究所代表。ノートルダム女子大学文学部英語英文学科卒業。出版社勤務後、NHK京都キャスター、番組制作ディレクター(民放)を経て放送作家に。毎日放送『映像’80友達 宗谷岬発武庫川行き』で、文化庁芸術祭大賞を受賞。テレビ・ラジオ番組制作、文化事業等を手がけるほか、歴史ジャーナリスト、作家として研究、執筆。NHK文化センター、大学、京都検定等の講師、番組コメンテイター、講演等で京都の歴史文化と「日本人の精神世界」を講義(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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