出版社内容情報
女子校育ちは「空気が読めない」? いや、それこそがこの時代に求められる力なのでは。78人の取材から見えてきた彼女たちの生態。
内容説明
「女子校っぽいよね」―同性にはすぐにピンとくるらしい。モテることより先に笑いをとりにいく、基本は他人に関心がない、余計なことをつい言ってしまう…一見すると、好き放題。そんな女子校出身者は社会に出て、冷たい視線にさらされる。異性もいる職場での女子どうしの監視。男性上司のメンツがわからない。「世間知らず」。誇りとコンプレックスの狭間で悩む彼女たち。でも空気を読まずに自分を主張できることこそ、新しい時代を生き抜く力では。ここにきて一部で人気が上昇。なぜいま女子校なのか?78名の取材から見えてきた、いまどきの女子校育ちの強さと存在感のヒミツ。
目次
第1章 共学校と女子校は別世界(女子中学から共学高校へ進学;「女子校っぽいよね」と言われる ほか)
第2章 「世間の目」を気にしない女子校育ち(女子校にスクールカーストはない;なぜ男女がいるとカーストが形成されるのか ほか)
第3章 男の気持ちがわからない(かわいくないと女子大では不利になる;男子校出身者と女子校育ち ほか)
第4章 空気を読まない力(中学受験で就職のことを考える時代;かつてはなぜ学歴で注文がとれたのか ほか)
第5章 女子校はどこへ行くのか(女子校に必要なのは「おまけ」の部分;お嬢様たちの高学歴志向 ほか)
著者等紹介
杉浦由美子[スギウラユミコ]
1970年埼玉県生まれ。静岡雙葉中学校・高等学校を経て、日本大学農獣医学部卒業。派遣社員時代に出版社に投稿していた原稿が朝日新聞社の編集者の目にとまり、ライターとしてデビュー。地道な取材を重ね、おもに現代女性のライフスタイルに関して執筆。『AERA』『読売ウイークリー』『婦人公論』『文藝春秋』『Voice』などの総合誌でルポルタージュ記事を発表しつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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