出版社内容情報
天下布武を志した信長は、陰陽道を操る稀代の策士だった。桶狭間から本能寺までをドラマチックに描いた歴史エンターテインメント長編。
内容説明
「陰陽道」を駆使し、天下布武をめざした男。構想から7年―渾身の筆致で、新たな織田信長像に挑む長編小説。
著者等紹介
土岐信吉[トキノブヨシ]
1934年、高知県生まれ。音楽家。歴史小説家。「トキ音楽スタジオ」主宰。「川崎少年少女合唱団」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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めぐみこ
1
桶狭間クライマックスから本能寺の変までの信長の半生。色々な信長を読んできたけど、歌って踊って真言唱えるパターンは初遭遇。沢彦和尚が島津の生き残りだったり、帰蝶が余所に嫁ぎ吉乃が正室だったり、驚きの人間関係。中でも土田御前と仲良しなのは目が飛び出る。一見秀吉の一人勝ちだけど、実は岡部又右衛門の方が幸せな生涯だったりして…?2016/07/28
たかむら
0
タイトルにあるところから、信長が陰陽師としてどのように活躍するのかと期待して読み進めてみたが、あまり陰陽師としての活躍はなく、かなり期待外れ。陰陽五行の他、九字を切ったりする一方で、なぜか法華経を唱えたりと統一感が無い。まさしくソレっぽいものを並べてみたという感じではあるものの、陰陽師としてはどうなのかと言う気もする。中途半端に知識を並べて失敗しているような感じすらした。信長と陰陽師という組み合わせ自体にも真新しさが感じられず、考証も甘い。なんとなくソレっぽいもので充分という人向け。2013/09/22
みゆう
0
雅な文章で血生臭くないので新、信長と言えるし、お市が養女だったり、帰蝶とは結婚していなくて正室が吉乃でしかも母親と仲がよかったりだとしたら信長は弟を殺していないのか??それとも戦国の世だから仕方ないと母親は信長を許したのだろうか。吉乃のおかげ?? 自分の知っている事柄と少し違うので読みきれず返却。 また仕事が落ち着いたら借りることにする2024/01/30