出版社内容情報
殿、ご乱心!? 戦国から江戸時代にかけて徳川家を襲った奇妙な事件の数々。明治以降の徳川家の数奇な運命と子孫の動向にもふれる。
内容説明
殿、ご乱心!?265年の長きにわたり平安を謳歌したかに見える徳川政権下、じつは驚愕の大事件が少なくない。それも将軍家や一門、大奥がからんだスキャンダルが…。将軍の意向を完全無視、はたまた突然の出家騒動。幕府を揺るがしたのは黒船だけではなかったのだ。もちろん初代・家康も数々の修羅場をくぐった。一揆、飢饉、地震、権力闘争。記事のネタは尽きない。思わず笑ってしまう話も含めて、代々伝わる裏事情を田安徳川家の子孫が語る。「虎狩りの殿様」に「音楽の殿様」、日本のパイロット第1号―。ユニークな子孫が次々と登場する明治以降の徳川家の数奇な運命も。
目次
第1章 明治以降の徳川重大事件(徳川の世が終わった日―江戸城無血開城と東京遷都;徳川家は明治に入ってどうなったのか―華族に列せられた「徳川八家」 ほか)
第2章 家康がくぐった修羅場の数々(真相はすべて薮のなか―築山殿殺害・松平信康自刃事件;人生最大の危機を救った「忍びの書」―神君伊賀越え ほか)
第3章 天皇と徳川、二百六十五年の不思議な関係(天子様は御学問が第一―禁中並公家諸法度の制定;宮中サロンの華になった将軍の娘―秀忠五女・和子の入内 ほか)
第4章 殿、ご乱心(仕掛人は家康の御落胤?―宇都宮吊天井事件;両親に愛されすぎた弟の悲劇―駿河大納言・忠長自刃事件 ほか)
第5章 一揆、スキャンダル、天変地異、そして黒船(領主の圧政が引き起こした大戦争―島原の乱;幕府転覆計画の黒幕は紀州公?―慶安の変 ほか)
著者等紹介
徳川宗英[トクガワムネフサ]
1929年ロンドン生まれ。御三卿筆頭・田安徳川家第11代当主。学習院、江田島海軍兵学校を経て慶應義塾大学工学部卒業。石川島播磨重工業にて海外事業本部副本部長、IHIエンジニアリングオーストラリア社長、関西支社長、石川島タンク建設副社長などを歴任。95年に退職ののち、静岡日伊協会名誉顧問、全国東照宮連合会顧問、社団法人霞会館評議員、一般社団法人尚友倶楽部監事を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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