スタンフォードの人生観が変わる特別講義―あなたのなかに、全世界がある

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  • サイズ B6判/ページ数 142p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569810256
  • NDC分類 126.9
  • Cコード C0010

出版社内容情報

自分の中に入り、奥深くまで調べていけば、あなたは驚くべきものを見いだすでしょう。20世紀を代表する哲人による魂のメッセージ。

内容説明

自分自身のなかに世界全体があるのです。そして、それをどう見るのか、どう学びとるのかを知れば、扉はそこにあり、その鍵はあなたの手の中にあります。この世の誰一人として、あなたにその鍵や、開けるための扉を与えてくれる人はいません。あなた自身をのぞいては―。自分のなかに入っていき、奥深くまで調べていけば、あなたは驚くべきものを見いだすでしょう。20世紀を代表する哲人による魂のメッセージ。

目次

1日目 世界が変わるために(「まず世界を変えよ」という考え方;心理的な革命はいかにして起こるか ほか)
2日目 私を囲む壁を離れて(自分をとり囲む壁をつくる;偏見や恐怖による条件づけ ほか)
3日目 愛と死について(私たちが変わらない理由;人は自分自身を知ることができるか ほか)
4日目 瞑想という精神のあり方(情熱と美について;「瞑想」として理解されているものを捨て去る ほか)

著者等紹介

クリシュナムルティ,ジッドゥ[クリシュナムルティ,ジッドゥ] [Krishnamurti,Jiddu]
1895年、南インドに生まれる。14歳の時、神智学協会によって「世界教師」の候補者として見いだされ、ヨーロッパ各地で学ぶ。彼のために用意された「星の教団」の指導者となるが、「真理は道なき領域であり、いかなる宗教、いかなる宗派によってもそれに至ることはできない」と宣言し、34歳で同教団を解散。以後、世界各地をまわり、著名人との対話や、数多くの講演、著作などを通じて、人間を無条件に自由にすることに生涯を捧げた。1986年、アメリカ、カリフォルニアのオーハイにて逝去

中川吉晴[ナカガワヨシハル]
1959年倉敷市生まれ。同志社大学大学院博士課程満期退学。トロント大学大学院オンタリオ教育研究所博士課程修了、Ph.D.(哲学博士)。立命館大学文学部教授をへて現在、同志社大学社会学部教育文化学科教授。専門は、ホリスティック教育、トランスパーソナル心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kanaoka 57

7
「自分自身のなかに世界があり、自分自身のなかに人類の全体がある」人類を取り巻く環世界において、人間は条件付けされた反応を繰り返すのみの存在である。人間とは「私」が欲することで起動するシステムであり、このプロセスは生まれてから死ぬまで続くループである。次なる人類の進化のステージは、この「私」という無秩序な思考のループという苦しみから逃れ、ある種の規律とともに静謐に佇みたいという新たな本能が立ち上がってくるところから始まるのだろうか?2016/02/23

唯誠

6
あなたのなかに全世界がある。 重要なのは、誰かについて行くことでも、誰彼の言葉…思考を信じ切ることでもなく、自分自身をまずは理解することであり、自分自身のなかにある世界全体をどう見、受け止め、どう学びとるかということ。自分に課せられたもの、壁は…誰彼が助けてくれるものではなく、自分自身で乗り越えていくべきものであり、ありのままの自分に気づくこと。人の意志は葛藤や争、矛盾を含み、先入観や偏見、自分と自分以外の人、自分達と違う人、社会、民族、国までをも分断し、差別を生む。 今までの自分達の行動を問う一冊。 2020/03/22

Artemis

6
今ある現実をありのまま受け入れること。こうあるべき!と現実との間にギャップを抱えるから不安になり自分への負荷をかける。努力することも大事だとは思うけど、今ある自分は今までの私の結果だから、そのままを受け入れることが自分を自由にするものかもしれない。2015/03/11

taka

4
読了。ただ、理解しきれない。今まで読んだことない独特な本で哲学的面白さがあった。言葉が咀嚼しきれてないので、読み直し必須。クリシュナムルティの考えは短いセンテンスで端的に示されると分かりやすいが、話をきいても噛み切れない。深いのは分かる、が深くて見えない。ただ、そこに答えがあるような感じはする。2016/07/28

RNDMN

4
この本を読んでいると、内容が理解できているわけでもないのに、心がザワザワとして、不安な気持ちにさせられる。 本書の観点から言えば、それは、自分の中にあるこれまでの努力の積み上げという「快楽」を思考により生み出す事で、それを守りたいという「恐怖」を生み出しているという事なのかもしれない。 観察者と観察されるもの、分析者と分析されるもの、レッテルを通した人間関係等の「壁」が断絶を引き起こし、そこに葛藤や、苦しみを生み出す事は理解できた。しかし、対象が自分そのものとなる完全な静けさの領域の話はよくわからない。 2014/07/23

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