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出版社内容情報
資本主義のキリスト教、独裁政治のイスラム教、金融経済のユダヤ教。世界の秩序形成に大きく関わる3宗教を比較しながら詳細に解説。
内容説明
金融経済のユダヤ教、近代資本主義のキリスト教、独裁政権の多いイスラム教―もともと同じルーツを持つ3つの宗教がなぜ、どのようにして世界の枠組みをつくったのか?グローバル時代の常識。
目次
序章 3宗教の関係―その共通点・相違点を押さえる
1章 3宗教の歴史―創始者の生涯とその後をたどる
2章 3宗教の教え―深遠な教義の内容を理解する
3章 3宗教の生活・文化―日常の中の信仰を探る
4章 3宗教と現代社会―世界との関係をひも解く
著者等紹介
保坂俊司[ホサカシュンジ]
1956年、群馬県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修了。現在、中央大学総合政策学部教授、早稲田大学政治経済学部講師。専門は比較宗教学、比較文明論、インド思想。麗澤大学国際経済学部非常勤講師、東方研究会・東方学院講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tenso_h(堀川てんそ)
3
宗教でないものに収束していく必要が・と思う私からすると比較の書は面白い。政教分離のアメリカ的実際と日本的(フランス的?)なものの違いは確かにおお!と思わせる。国家元首が就任式で聖書にふれながら宣誓してるわけですからね。EUで破綻しそうなのは非プロテスタント国とかイスラム国家が政教分離を取りづらい理由なども面白い。私的にはイスラムが批判される(必然とは思っていません)理由を生んでいるのは平均的豊かさを味わった年数の違いにある気がする。世界4位の人口、多くのイスラム教徒を抱えるインドネシアに俄然興味が。2013/11/18
野々蘭
1
もともと同じルーツをもつユダヤ教・キリスト教・イスラム教の3宗教の基礎的な知識がとても分かりやすくまとめられており、「覚えてないけど今更聞けない…」と思ってた私にぴったりの本でした。序章:3つの宗教の関係性、1:歴史、2:教えの内容、3:生活・文化、4:現代社会(政治や事件などとの関係性)という構成でそれぞれが比較されています。中高の授業でひたすらカタカナの用語を覚えさせられた時は何とも思わなかったのに、こうしてまとまってるととても楽しく興味深い内容でした。無宗教=知らなくて良いではないのだと痛感。2013/12/08
スパ郎
0
最低限教養として宗教のことも知ってないといけないなと思い読んだ。ふわーとわかったけど一回読んだだけじゃすぐ忘れるんだろうな。2017/06/20
なおこっか
0
初心者にはとても分かりやすかった。以下、主にユダヤ教についてメモ→ユダヤ人流浪の歴史は紀元前から。大きな要因は一世紀頃から多神教を要したローマ帝国と対立したこと。ユダが裏切ったからだというのは一部の理由でしかなかった/ユダヤ教における預言者はモーゼ/聖典は「トーラー」といい、十戒などが書かれている。シナゴークの中央にはトーラーを納めた聖櫃がある/安息日は土曜日/キリスト教の牧師は教会のまとめ役の立場で、司祭とは違い、厳密には聖職者ではない。2015/09/23
リトル
0
★★★2014/06/07