出版社内容情報
「石原新党」や「尖閣問題」、「東京電力とのバトル」等の出来事をネタに、問題解決力を磨く考え方、強いメンタルの保ち方をわかりやすく説く!
【著者紹介】
東京都副知事
内容説明
尖閣諸島購入問題、東京電力とのバトル、オリンピック招致etc.難題を乗り越えるリーダーの、物の見方・考え方23。
目次
プロローグ 石原・橋下「倒幕シナリオ」
1 東京電力との闘い
2 電力不足を救う
3 尖閣諸島購入問題
4 オリンピックとスポーツの力
5 災後社会のネットワーク
6 東京のパワー
エピローグ “平常心”の保ち方
著者等紹介
猪瀬直樹[イノセナオキ]
作家。1946年、長野県生まれ。87年、『ミカドの肖像』で第18回大宅壮一ノンフィクション賞、96年、『日本国の研究』で文藝春秋読者賞をそれぞれ受賞。2002年、小泉政権下で道路公団民営化推進委員を務め、道路公団の民営化を実現。06年10月、東京工業大学特任教授、07年6月には東京都副知事に任命される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
5
霞ヶ関の宿痾(しゅくあ=持病:広辞苑)分析書『日本国の研究』は嘉数啓教授からご推薦の好著。その著者が都知事選に臨んで東京五輪招致しようとしている。評者には投票権がないので何とも言えないが、著書の東電との闘いで「改革とは具体的な数値を示すこと」(49ページ~)は、実態解明と改善には不可欠と思える。批判が自分に跳ね返ってくるブーメランという認識は、「天に唾を吐くと落ちてくる」という謂いに似ている。批判も慎重にすべきということなのだ。じっくり本を読むという癖が消えかかる(193ページ)今こそ、本サイトの出番だ。2012/12/15
sui
4
都営メトロ一元化や地下鉄内での携帯電波利用など個人的には尊敬する猪瀬氏の著書。都庁にて経験した内容を雑誌に寄稿した文章がまとめてあり、雑記帳といったところ。問題解決力を磨く考え方はよく分からなかったが、「普段から困難を解決しようと努力しておけば、その習慣が緊急時にも表れる」という主張は納得。2019/10/28
☆ツイテル☆
2
通読2021/05/15
まめタンク
2
2013年3冊目。新しい都知事に就任した猪瀬さんの本。作家としても有名ですが、石原慎太郎に負けず劣らずの口ぶりで、彼の脳内に滞在する国や都政に対する思いを知りたかった。本音で言えば期待はずれだ。まず、タイトルに「解決する力」とあるが、今まで副知事になって行った事が振り返って書かれている程度。解決はしているが、「力」は無い。それも様々な雑誌からの引用で統一感がない。副知事になって忙しいのも分かるが、できれば書き下ろしを読みたかった。それが残念ではあります。2013/01/05
takam
1
猪瀬さんが東京都副知事を担当していた時の考えをまとめた論評となっている。大震災の後の話で石原都知事や役人、外部ソースと協力して困難を乗り越えるかを指南している。TwitterとFacebookの優良性を説いているが、話半分に聞き流した。公共、個人、民間がうまく機能しなければ困難は乗り越えないということは同意。2018/06/13