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出版社内容情報
集合知と心脳問題の最前線を、ミナミコメツキガニの群れのなかに追う。新しい生命モデルとカニの計算機から導かれた驚くべき結論とは?
内容説明
数万羽が列をなして大空を一方向へ飛ぶ鳥、大海を泳ぐイワシの大群、餌に向かうアリの列…動物の群れがなぜこのように統率のとれた行動をとれるのか?動物の群れをめぐるさまざまな謎は、多くの科学者や人工知能研究者たちを魅了してきた。そうした知見をくわしく紹介するとともに、沖縄・西表島をフィールドにしたカニの集団渡河行動をめぐる著者たちの研究成果を取り上げることで、個と集団の微妙な関係性に新たな光を当てる。
目次
第1章 意識と群れ―モノとコトの未分化性(ムクドリの群れと脳;アリに英語がわかる? ほか)
第2章 動物の群れ―個体の視点におけるモノとコト(バード・アンドロイド;自己推進粒子 ほか)
第3章 ミナミコメツキガニの群れは痛みを感じているか(西表島から始める;ダチョウ倶楽部モデル ほか)
第4章 群れによる時計・身体・計算機(ミナミコメツキガニの群れを解析する;ミナミコメツキガニの相互予期 ほか)
第5章 群れの意識―条件から経験へ(ロボットは集団になると知性をもつか;スウォーム・インテリジェンスからの展望 ほか)
著者等紹介
郡司ペギオ‐幸夫[グンジペギオユキオ]
1959年生まれ。東北大学理学部地質学古生物学教室卒業。東北大学大学院理学研究科博士後期課程修了(理学博士)。現在、神戸大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻教授。内部観測・複雑系科学の立場から「生命とは何か」「生命における時間」「群れにおける意識・身体性」のテーマを追求している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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