出版社内容情報
「海軍反省会」の第4巻。第31回から第40回までを収録する。戦艦大和の設計、有名海軍少将の回顧談などが盛り込まれている。
内容説明
真珠湾攻撃に反対した軍令部参謀は、山本五十六の横暴な交渉に涙をこぼした。第32回における、軍令部参謀三代一就氏の、ハワイ作戦決定までの、軍令部と連合艦隊の、衝突と言って良いほどの対立。第34回では、日本軍の捕虜問題と、船が沈没するとき、艦長が船と運命を共にするという、いわば習慣について議論されている。第37回は、ゲストとして高田利種元少将が出席し、海軍時代の及川(古志郎)大将が、世に誤解されているとして、及川大将の思い出を語っている。
目次
第三十一回 哲学の軽視と謙虚さの喪失
第三十二回 敵を知らず、己を知らず
第三十三回 生身の体験を後世に―反省録刊行に向けて
第三十四回 自主性なき開戦
第三十五回 指揮系統と暗号通信
第三十六回 宝の持ち腐れ―諜報と潜水艦
第三十七回 責任回避か、文民統制か
著者等紹介
戸高一成[トダカカズシゲ]
1948年、宮崎県生まれ。多摩美術大学美術学部卒業。1992年、(財)史料調査会理事就任。1999年、厚生省(現厚生労働省)所管「昭和館」図書情報部長就任。2005年、呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)館長就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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