紅い三日月

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紅い三日月

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569808628
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

父殺害の事件捜査が突然の打ち切り。納得できない娘の塔子は、闇の事件を扱う文目屋(あやめや)の存在を知り、独自に捜査を始める。

内容説明

父・清隆を銃殺した杉山と帰宅後鉢合わせした塔子は、重傷を負わされてしまう。半年間の昏睡状態に陥ったのち、一命を取りとめ、奇跡的に目覚めた。犯人・杉山への判決に得心できない塔子に、事件担当刑事の犬伏は、「捜査に強い圧力がかかった」ことを告げる。さらに犬伏は、警察も捜査できない事件を扱う文目屋なる殺しの集団の存在を塔子に明かすのだった…。

著者等紹介

ヒキタクニオ[ヒキタクニオ]
1961年、福岡市生まれ。デビュー作『凶気の桜』(新潮社)につづき『鳶がクルリと』(新潮社)が映画化され話題になる。『遠くて浅い海』(文藝春秋)で「第8回大藪春彦賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

秋製 

30
ある日搭子は、帰宅直後に父親を殺した犯人と遭遇してしまいます。その犯人に鈍器で殴られ、半年間こん睡状態に陥ってしまいました。搭子は目覚め、文目屋(あやめや)と名乗る者達と出会います。文目屋の九子は搭子に反発していましたが、彼女の不器用な優しさに搭子はすくわれたのかな? ラストは、これで良かったのだ。そう、私は思いました。2013/02/19

てん・てん

9
理不尽な仕打ちへのリベンジ。相手を守る法が邪魔。そこででてくるアヤメ屋さん。復讐シゴトの爽快感を狙った作品ですネ。 でもワタシ的にはちょっとイマイチ。日常も三日月ももとにもどったヒロイン。だけど人生歪みそう~。 2013/03/09

007

6
父を殺されたOLの復讐を文目屋(あやめや=殺め屋)のメンバーが手助けする内容。読んでる間中、昔テレビでやっていた「必殺仕事人」の曲が頭の中を流れ、三味線屋ユウジ役の中条きよしがカッコ良かったなぁとか、山田五十鈴がキレイだったとか、菅井きんの「ムコ殿!」のセリフ、ひかる一平もいたなぁ等と次々と思い出しているうちに300ページの2段組もあっという間に読了。それで感想はというと・・話が動く割には臨場感が少なく感じたけれど、おもしろかったです。そうか藤田まことはもう亡くなったのか・・・。2013/02/22

ハルト

6
父親を殺された主人公の女性が、その死の真相を知るために選んだ道とは。現代版必殺仕事人のような、江戸時代から続く仇討ち稼業「文目屋(あやめや)」。彼らと共に真相を追いながらわかってくる事件に掛かった圧力の背景、文目屋の人間たちの過去。刑事に老婆に女装っ子に毒薬使いの女他にと、それぞれが訳ありな彼らの存在と、主人公の復讐への壮絶な覚悟の様が、狂気でありながら一種爽快でもあって哀しく。勢いある展開で進み、最後はそれでよかったんだと思いつつも、寂しさやりきれなさが残る終わり方でした。2013/02/21

keith

4
現代版必殺仕事人の物語。早い話が殺し屋稼業なんだけど、ちょっと軽かったな。もう少しシリアスだとより楽しめたと思う。2014/05/09

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