出版社内容情報
いかにして「民間人の大量虐殺」に仕立て上げられたのか? 昭和史最大のタブーが“偽装”されていくプロセスを丹念に追う。
【著者紹介】
近現代史研究家
内容説明
検察側の証言と証拠ばかりが認められ、弁護側の反論はいっさい認められなかった極東国際軍事裁判。真実は何か、争われた10の事実の真偽をあらためて問う―。
目次
第1部 東京裁判が判定したことは事実か(最初の二、三日で男女子供一万二〇〇〇人が殺害されたか;二万人が強姦されたか;欲しいものはなんでも奪ったか;南京の街の三分の一は燃え落ちたか;二万人の一般男性は殺害されたか;郊外で五万七〇〇〇人の一般人が殺戮されたか;降伏した三万人の中国兵は殺害されたか;二〇万人以上が殺害されたか;日本は事件を認めていたのか)
第2部 事件が言い出された理由(なぜ南京事件は持ち出されたのか)
著者等紹介
阿羅健一[アラケンイチ]
1944年、宮城県に生まれる。評論家・近現代史研究家。東北大学文学部卒業後、1966年、キングレコードに入社。1984年からフリー。「百人斬り訴訟を支援する会」会長や「中国の抗日記念館の不当な写真の撤去を求める国民の会」会長を務める。また、「主権回復を目指す会」や「田母神論文と自衛官の名誉を考える会」の顧問も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北本 亜嵐
11
本書は「東京裁判」において争われた10の事実について検証している。その結果、検察側の検証(根拠のない証言と論証)ばかりが認められ、弁護側の反論を無視した一方的な「復讐裁判」であったと改めて実証される。日本の「戦時宣伝」は他国に比べて遅れており、悲しいかな現在でも続いているように思う。結論…「南京虐殺は中華民国の戦時宣伝であり、それにアメリカの宣教師と英米の新聞記者が強力して作り上げたものです」(本文より引用)2014/11/15
めっかち
1
南京事件に関しては東京裁判ではじめて大きな問題とされた。本書では、東京裁判での争点を改めて検証している。「南京大虐殺」がどのようにして捏造されたかよくわかる。いちばんわかりやすいのは日本軍の強姦に関して。もし、二万件もの強姦事件が発生していたなら、大量に父親不明の混血児が生まれるはずだが、そんな話は聞いたことがない。当たり前のことだ。日本軍の「強姦」などなかったのだから。
ken ken
1
改めて東京裁判では、検事側の主張ばかりが認められ、弁護側の反証が一顧だにされなかった事がわかりました。南京事件のこと勉強になりました。2014/08/31