出版社内容情報
人生の老いじたくに励んでいる女優のメイコサン。妻と夫という肩書きを捨て、一人の女と男になって素直に生きる痛快な老いの段取り術。
目次
第1章 この頃、楽しくなった「老いらく」の日々
第2章 ボケたっていいじゃない?一生懸命生きてきたんだもの
第3章 「お二人様の老後」を生きぬく知恵と悪知恵
第4章 私の中の「妻」と、彼の中の「夫」を終う
第5章 気になるお金のこと、全部話しちゃいます
第6章 生涯、おしゃれの現役をつらぬきます
第7章 生きてる限り、最後まで料理を作っていたいわね
第8章 生活のダイエット作戦で、軽やかな老後生活を
第9章 子どもや孫とは、「ほどよい距離」を保ってつき合うのが一番ね
第10章 老いと病気との上手なつき合い方
第11章 「死」を悪者にしない生き方、終わり方
著者等紹介
中村メイコ[ナカムラメイコ]
1934年5月、作家・中村正常の長女として東京に生まれる。本名・神津五月。2歳半のとき映画『江戸っ子健ちゃん』のフクちゃん役でデビュー。以後、女優として映画、テレビ、舞台等で幅広く活躍。1957年、作曲家・神津善行と結婚。一男二女の母親。また軽妙なエッセイにも定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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パフちゃん@かのん変更
82
中村メイコさん、素敵な方です。上手に旦那のプライドも立てながら、我慢せず、自分のやりたいように生きていらっしゃる姿はさすが。16部屋の豪邸を処分してマンションに引っ越した話を何かで読んだが、たくさんあった豪華なものを次々と人に譲り、過ごしやすく快適に前向きに生きるさまがお見事です。女優としての過去にも執着せず、旦那が撮りためたビデオも捨てていいし、写真も20枚ぐらいしか持っていないとか。明るく軽やかに前向きに生きて行きたいですね。2015/10/29
Humbaba
11
夫であることと男性であろうこと.そして,妻であることと女性であること.それらは同じようでいて違うことである.お互いに男性と女性に戻り,そして楽しく生きていくことが出来れば,多少耄碌したとしても,幸福なものであるといえるだろう.2013/04/02
のり
5
一日一回、夫に質問する。一日三回、夫を笑わせる。今さら直りません。寝室が同じ、が孤独死を防ぐ。身の丈に合った生活。自分にはケチ、他人には気前よく。家でもおしゃれを心がける。誕生日プレゼントは手すり。2016/06/23
蘭豆
3
「そばで聞いていてうんざりする話は、席をはずして頃合いを見計らってもどってくる。過去は引きずらないで、変わり続けてその変化を楽しむ。死を悪者にしない。」…中村メイコ80年の人生を支えた知恵と悪知恵の数々。楽しく読了。2013/04/08
キヌモ
2
マルチタレントの中村メイコのエッセイ。ホント、マルチな人だ。芸能人でありながら、庶民感覚を失っていない。賢い人だ。2018/02/19
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- 空より高く 中公文庫