出版社内容情報
「ユーロは崩壊する?」「円高・円安の行方は?」……世界中を騒がせている「通貨・為替」問題の本質を、図解入りでビジュアル解説。
【著者紹介】
東京大学大学院教授
内容説明
ユーロ危機、円高・円安、人民元自由化。重要だけど難しい「通貨」の話を、伊藤先生と東大生が一緒になって、とことんやさしく解説。
目次
第1章 為替レートを理解するために
第2章 欧州とユーロはなぜ危機に陥っているのか?―ヨーロッパを襲う問題の本質
第3章 人民元はどちらに向かうのか?―転換を迫られている中国経済
第4章 円とドルについて、もっときちんと理解しよう―なぜ、日本経済は為替レートに振り回されるのか?
第5章 通貨は「投機」の食い物にされている?―「為替の動き」を読むために
第6章 為替レートについてもっと知っておこう―通貨問題をより深く理解するための経済学
著者等紹介
伊藤元重[イトウモトシゲ]
東京大学経済学部卒。1979年米国ロチェスター大学大学院経済学博士号(Ph.D.)取得。専攻は国際経済学。1996年より東京大学大学院経済学研究科教授、2006年2月より総合研究開発機構(NIRA)理事長、現在に至る。2007年から2009年まで東京大学大学院経済学研究科研究科長(経済学部長)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Haruka Fukuhara
2
…踏み込み不足? 物足りなかった。経済学部のゼミの内容をまとめたのならもう少し専門的なこともやってるはずなんだけど、難しいところは全部カットしたんだろうか。2017/02/13
Mitz
2
分かっているようで分かっていない、為替・通貨という摩訶不思議なもの。知れば知るほど我々の社会・生活に与える影響の大きさに驚き、そして知れば知るほど分からなくなる。基本に立ち戻り、その‘本質’に迫らんと思い手に取ったのがこの本である。非常に平易で図も多いので基本を押さえるには良い内容。でも正直、まだまだ自分の中で咀嚼できていない。奥が深くて難しい・・・。著者曰く、「為替レートは絶対に予想できない」とのこと。じゃぁ、知らなくていいのか。そんなことはない。じゃあ、いつ勉強するか!?今でしょ!(笑)2013/03/08
Row_the_Punks
2
大学のゼミで出てきた質問がベースとなっているとのことですが、池上彰ばりにわかり易く、1トピックごと気軽に読める内容。為替の動きは予測できない・・・・ならばそれほど勉強する必要もないかww2012/12/20
Kohei Yamamoto
0
年末ブロックチェーン強化月間で購入。人民元切り上げ、ユーロ危機などを引き合いに出しながら、国際金融のトリレンマを説明。(1)為替レートの固定する、2)金融政策に自律性を持つ、3)貿易や投資を自由に行う。国をまたいだ貿易が活発化し、投機としての為替取引が進み、個人投資家が論理だけでは動かないため、為替レートは予測ができない。自身の資産管理は為替レートの、複数の変動シナリオに対応できるように準備しておく必要がある。また、名目レートではなく、物価上昇率を織り込んだ実質実効為替レートを参考にすべし。2017/12/31
かっぱ
0
為替はやっぱりこわい!投資対象にするにはリスクが大きい2014/08/30