出版社内容情報
「地獄は一定すみかぞかし」という名文句の真意とは? 近代以降の日本人に最も親しまれている仏教書を、平易な訳と解説で読者に贈る。
内容説明
煩悩具足の凡夫でも救われる道はある。近代社会の合理性からはみ出す人間の情緒的な感覚―。多くの日本人の琴線に触れる「代表的仏教書」の核心に迫る。
著者等紹介
小浜逸郎[コハマイツオ]
1947年、横浜市生まれ。横浜国立大学工学部卒業。批評家、国士舘大学客員教授。家族論、教育論、思想、哲学など幅広く批評活動を展開。また2001年より連続講座「人間学アカデミー」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かいてぃ〜
26
名前だけは知っていた歎異抄に手を出してみたら、色んな意味で難解だったなぁ。まず久々の古文だったので、読み疲れた…。そして、浄土宗と浄土真宗との対比は、どっちの解釈も庶民の仏教という意味では納得。ただ、著者の批評が辛口で、現代語訳の部分が薄れてしまう印象もあり、読み直しが必要かな?2017/10/15
itsumiKshi
0
まさに慈悲だなぁ。2020/08/30
残心
0
「論争のあるところには必ずさまざまな煩悩が湧き出てくる。賢い者はそういう場面から遠ざかったほうがよい」(法然) 自己卑下や現世放棄の姿勢→弱者の心情を正当化するひねくれた根性→ニーチェの批判対象にニアミス 「わが心のよくて殺さぬにはあらず」いくら善人でも機縁により人殺しになる。 煩悩が現世を覆い尽くしているので、生前に悟りを開くことはできず、往生を信じることができるだけで、悟りは死後にやってくる。 絶対他力の思想は、人間の自力の空しさを徹底的に思い知ったから。 乱世で秩序崩壊→一神教(強い平等思想)が育つ2020/07/08
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