出版社内容情報
仏教とは幸せになるための生き方を学ぶもの。今日も一日笑って過ごすにはどうすればいいのか? 現代の生き仏が語る「人生の歩み方」。
【著者紹介】
比叡山飯室谷不動堂長寿院住職
内容説明
無理はしなくていい。失敗したっていい。行動すれば、必ず道は開ける。「現代の生き仏」が語る人生の歩み方。
目次
第1章 体を使って実践することが大事
第2章 生まれてきたのは、なにか役割があるから
第3章 みんな支えられて生きている
第4章 悩みとの向き合い方
第5章 ものの見方を広げる
第6章 命は一番大事にしなければならないもの
著者等紹介
酒井雄〓[サカイユウサイ]
比叡山飯室谷不動堂長寿院住職。1926年、大阪府生まれ。太平洋戦争時、予科練へ志願し、特攻隊基地・鹿屋にて終戦。戦後、職を転々とするがうまくいかず、比叡山へ上がり、40歳で得度。約7年かけて4万キロを歩く荒行「千日回峯行」を80年、87年に2度満行。その後も国内外各地への巡礼を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
55
【司書さん!?結構うれしい(^ω^)】 きのう入院病棟の本棚を整理していたら患者さんから、司書さんに間違えられました。 患者は患者の、家族は家族の、面会者は面会者の『今できることをやればいい』。 余裕があるときに限り、楽しい事は少々やりすぎもありかも。2014/10/07
wildchild@月と猫
42
飄々としていて暖かい酒井大阿闍梨の語り口に、ついつい気楽になって耳を傾けさせてもらえる一冊。凄い行を成し遂げた方なのに、その凄さを感じさせない所がまた凄い!本を読んでいる間、隣に座られてお話を聴いているような心持になった。最後の命が一番大切、自殺はいけない、のお話は、おっしゃる通りなんだけれど、そこまで追い詰められてしまう状況の人間には、やや酷な言い方だなあ、と感じてしまった。誰だって、本来なら自分の命を最後まで全うしたいものだから。肩の力を抜いて、自分も他人も肯定して生きていきたいです。2015/06/27
Richard Thornburg
31
感想:★★★★ タイトルに惹かれて何気に読み始めたのですが、どれもこれも心に刺さる言葉ばかり。 難しい言い回しではなく、あくまで優しくわかりやすい文体で書かれています。 この本に書かれていることすべてを実践するつもりで気負うのではなく、どれか一つだけでも実践できれば的な考えができればいいのではないかと思います。 私は子供の頃に親から「近道はするな」的なことを言われていたこともあり、若いころから特に何の根拠も考えもなく「地に足をつけて生きる」的なコツコツした生き方を実践しています。 2024/10/19
小梅
23
優しい言葉で語りかけてくれます。当然の事を語ってるのですが、解っててもなかなか行動できないですね。2013/12/04
黒猫
22
本当に久々に投稿します。久々に読書ができました。ありがたい。「今できることをやればいい」今の私を優しく支えてくれる優しい御言葉です。もう何年間も仕事で辛くて、死にたいと思ったりして、でもやはりこの天台宗の千日回峰行者の酒井阿闍梨さんのお言葉は、本当にやさしいなあ。社会に出て嫌な思いばかりしているが、「今できることをやればいい」って自分が肯定された感じがして涙が出そうになる。命の話などは本当にその通り、自分の家で友人と最後までジェンガやりながら崩れ去ったら、まあこんなもんだったか。ニヤリと笑いながら死ねる。2020/07/30