出版社内容情報
TPP反対論者の度しがたい亡国願望をあばきだす著者渾身の力作。日本農業はTPP参加による自由貿易の貫徹でしかよみがえらない!
【著者紹介】
筑波大学名誉教授
内容説明
「食糧自給率」のまやかしとは?反TPP論者に潜む底意とは?まかり通る情報操作を一掃する憂国の書。
目次
第1章 日本農業の再生は、オランダに学べ!
第2章 日本農業の堕落と衰退の“A級戦犯”農水省
第3章 農水省が固執する、北朝鮮型「国家貿易」
第4章 スターリン計画経済の残滓、JA農協の害毒
第5章 日本農業の再生を妨害するTPP反対論
第6章 時代錯誤の「保護貿易」、戦争主義の「自給自足」
著者等紹介
中川八洋[ナカガワヤツヒロ]
筑波大学名誉教授。昭和20年(1945)福岡県生まれ。東京大学工学部航空学科宇宙工学コース卒。スタンフォード大学政治学科大学院修了。専門は、国際政治学、政治哲学、憲法思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芸術家くーまん843
1
「TPP反対が国を滅ぼす」中川 八洋、PHP研究所農水省、JA農協といえば、あまり良い話を聞いたことがありません。この本も農水省、JA農協の悪いところを列記した一冊です。やや口調が汚いところが、引いてしまいます。・オランダの農産物輸入額(495億ドル)は、日本よりやや少ない程度だが、人口比で考えれば日本の6.8倍も輸入している・・・食糧自給率が国家の安全保障だと農水省が強弁したいなら、農水省は「オランダ/ドイツ/フランス/英国は、安全保障が分からないバカ国家だ」を証明しなくてはならない。(p71)日本の農2013/04/16
やす
0
農業問題に関してなら良書だが、TPP問題に関してはトンデモとしか言えない。特定の言論人にレッテル貼ってたり図表化してる記述が多い。TPP推進派として扱うには余りにもお粗末な本。2016/07/03
コラッジョ
0
アメリカの狗の真骨頂。 TPPは元々【民主党政権】の、【反日総理】で【在日朝鮮人】、菅直人が総理の時に持ち出された案件であったはずである。 (【】内は全て中川自身の言葉) さらに中川は、『民主党大不況』という本も出版しており、民主党政権が日本経済を破壊すると主張していた。 それなのに、なにゆえTPPを批判する事が反日行為で許されない事なのか、全く以て理解出来ない。 中川八洋の数ある本の中でも、飛び抜けた駄本である。
ばしこ♪
0
すごくタメになることを書いている。減反など本当に必要ないし、JA農協のありかたも今後の課題だと思う。個人的主観ではTPPは賛成でも反対でもない。曖昧な答えかもしれないが、好んで国産を食す人もいるし、外国産を食す人もいるだろう。成るように成る。だが、この本の一ついただけないのは…途中から批判・中傷が多すぎる。特に中野氏に対して。2014/02/09
ひらり庵
0
自由貿易の観点から、TPPを黒船に見立て、これを好機として日本農業の再生すべしと提言している。「カロリー食糧自給率」では、先進国の場合、必ず低く出るため、国民の不安を煽ること。「食料安全保障」は、自由主義諸国と敵対することを想定した言葉であり、本来なら考える必要がないことなど、目から鱗だった。これら英訳できない言葉が役所主導で広く使用されているとは知らなかった。2013/04/07