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出版社内容情報
開けっ放し生活の安全と平和、女性の自由さと地位の高さ。西洋では感じない、見られない感動と美の世界を描くビューティフル・エッセイ。
【著者紹介】
拓殖大学国際学部教授
内容説明
百数十年前の西洋人が外から見た日本。そして、滞日歴29年の著者が現在見ている日本。その両方を往復しながら、わが国の「美」の本質に迫る。
目次
1 外側からの日本(夢のような国;天国に最も近い国 ほか)
2 美しく生きる(日本人の美意識の核心「いさぎよさ」;生き方の美学 ほか)
3 貝殻のなかの大洋(「もののあわれ」を知る心;桜、その散りぎわの美しさ ほか)
4 祭りに込められた祈り(雛祭りの人形;お遍路さんをもてなす信仰 ほか)
著者等紹介
呉善花[オソンファ]
1956年、韓国・済州島生まれ。韓国で女子軍隊経験をもつ。83年に来日し、大東文化大学(英語学専攻)の留学生となる。その後、東京外国語大学大学院修士課程(北米地域研究)を修了。現在、評論家。拓殖大学国際学部教授。著書に『攘夷の韓国 開国の日本』(文春文庫、第5回山本七平賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
31
タイトルから想像したのとは少し違う内容。後半飛ばし読み。明治の頃来日した人の日本評価など知らないことが多すぎる自分2013/03/31
あおさわ
5
地理歴史宗教風土、ひっくるめて日本の心のカタチが書かれています。知識が広くて、こちらが教わることばかり。個人的には判官びいきの日本人好みのヒーロー像が一番面白かったです!そう、結果より過程、生き様に惹かれるのですよね…。外国人としての視点を保ちながらの文章は読みやすく、入りやすかったです。2013/05/20
あじさいかあさん
4
タイトルから勝手に、日本人賞賛本かと思って読みだしたのですが、日本の伝統に関する、まじめな考察でした。日本に古くから伝承されてきた事柄なのに、自分があまりに無知で恥ずかしい。日本の学者が書いているなら、そんなことは感じないけれど、作者は違うので。真摯に日本を理解しようと研究されているのだと思う。お遍路に関して、台湾で1997年から33か所巡り、韓国で2008年から33観音巡りが出来た、との所にちょっと違和感。真似?2013/09/15
ノスケ
3
本の前半は、文化の違いからくる西洋人の日本ってイイネ!な内容。褒める側も褒められる側も、幕末~明治維新辺りの過去の事だから、現代に当てはめるのは難しい。後半は「日本の心」の形成の歴史のようになっていて、タイトルにある『世界の人々』はどこにいったんだろう?と思える。外国人に向けて日本への観光案内の参考にしようと意識して読むと物足りない。2013/05/11
都人
3
表題に近い内容は前半の三分の一程度で、残りは日本の習俗・習慣・風土の解説。日本人でも知らないことを、教えていただいた。2013/05/07