梅原猛の仏教の授業 法然・親鸞・一遍

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569805764
  • NDC分類 188.62
  • Cコード C0015

出版社内容情報

民衆に極楽往生の門を開いた法然、悪人・女人救済の仏道を説いた親鸞、踊り念仏・遊行を勧めた一遍。それぞれの「思想」に迫る。

【著者紹介】
哲学者

内容説明

民衆に極楽往生の門を開いた法然、悪人・女人救済の仏道を説いた親鸞、踊り念仏・遊行を勧めた一遍、それぞれの人物と思想を読み解く。

目次

法然の授業(恩師が導いた法然上人との出会い;鎌倉新仏教に共通する思想「草木国土悉皆成仏」とは ほか)
親鸞の授業(親鸞上人の四つの謎;人を殺すも殺さないも因縁に過ぎない ほか)
一遍の授業(一遍上人を知る為の四つのキーワード;妻と子をおいて旅に出る ほか)
共生の授業(新たな哲学を求めて;日本の伝統思想の原点は「縄文文化」にある ほか)

著者等紹介

梅原猛[ウメハラタケシ]
1925(大正14)年、仙台市生まれ、愛知県知多郡で育つ。哲学者。京都大学文学部哲学科卒。立命館大学教授、京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター所長、ものつくり大学総長などを歴任。東日本大震災復興構想会議では特別顧問を務めた。72年『隠された十字架 法隆寺論』(新潮社)で第26回毎日出版文化賞受賞、74年『水底の歌 柿本人麿論』(上下巻、新潮社)で第1回大佛次郎賞受賞。99年、文化勲章受章。「梅原古代学」「梅原日本学」と呼ばれる多くの著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kenji Ogawa

2
久方ぶりの梅原猛作。やっぱり面白い。2013/01/23

1
先祖伝来の思想を外国由来の素材で表現するのが日本人の伝統である。その代表が漢字と仏教だ。本書でとりあげているのは「日本人の」仏教である。あらゆるものに潜む「日本的な思想」の源流を、著者は縄文時代に求める。同様に著者は西洋文明の源流をエジプトに求めるべきと主張する。縄文時代から受け継がれた思想が具現化されたもの、それが浄土宗、浄土真宗、時宗である。2014/09/17

moonanddai

1
家は「浄土宗」とのこと。であるので「法然」についても少しは知っておかなくては。/ 仏教とキリスト教との違いは、人間を離れることにあるのか、人間に関わることにあるのかに差異があるのかもしれない…。まだなんとなく漠然とした「感じ」だけれど…。/「往相廻向」と「還相廻向」。浄土に行ってまた還り、「利他」をなす。そのことがまた自分を救う・・・ということか。/ともあれもう少し読んでみなければ・・・。2014/04/06

Melody_Nelson

1
鎌倉仏教の入門編ですかね。わかりやすく説明されていて、もっと知りたくなります! 個人的には、一遍の「踊って念仏を唱えて、自然と一体化する」というような感覚が好き。でも、とりあえず法然と親鸞の方についての勉強から始めよう。2014/03/23

080U3

0
ほほう! 浄土宗、浄土真宗の流れはそういうことだったのか。日本で発達した仏教が自分には本当に馴染んでいるということがよくわかった。五木寛之著『親鸞』を読んだので、その補完として読んだ2012/10/23

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