出版社内容情報
近未来の東京、政治レベルで進められた愛猫運動によって巻き起こる猫トラブルを解消すべく「猫トラブル解決堂」が立ち上がった。
【著者紹介】
作家
内容説明
近未来の東京、法律レベルですすめられた愛猫運動は気がつくと東京を愛猫都市に変えていた。飼い猫ばかりか野良猫も街中に溢れ出し様々なトラブルが続出していた…。
著者等紹介
森晶麿[モリアキマロ]
1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学卒業後、日大大学院博士前期課程を修了。ライターとして漫画脚本などを手がけながら小説の執筆活動を続け、小説『黒猫の遊歩あるいは美学講義』(早川書房)で第1回アガサクリスティー賞を受賞する。デビュー作は『奥ノ細道・オブ・ザ・デッド』(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
22
う〜ん、途中から斜め読み^^;この作家さんはネコ好きなんだろうなぁ、ってのが収穫かも。2018/09/15
Flower
7
こんな世界になったら、掃除が大変そうだ?思いました。作者さんが猫が好きなのかなぁと思います。2018/09/27
片道きっぷ
7
黒猫シリーズや偽恋愛が面白かったので手にとった。表紙から感じられるとおりラノベっぽく、言葉遊びも楽しめる。猫のあふれる世界ですが、猫好きさんにはあまりオススメできない。世界観を理解することなく読み終えてしまった。2014/10/03
oyai
7
うーん。文も軽快であちこちに散りばめられた言葉遊びや、主人公の会話など好きなんで面白いんだけど。どーも微妙。よくわからんかったというのが正直かな。ミステリ?ユーモア小説?SFファンタジー?に思わせたラブストーリー?好きか嫌いかで言えば好きなタイプの小説だけど。あれだな多分猫の可愛さが足りないんだと思います。コミックのホワッツマイケルみたいな「猫あるある」な猫好きをくすぐる成分が足りないんだな。そ、そうなんだな。きっと2014/09/11
あしゅう
4
猫好きだし…と思って読んだけど、猫好きな人は読んじゃいけない!と思わされる結末の章が多かったかな。独特の世界観。好き勝手想像したことをお話にしてみましたって感じなんやけど、作り方はけっこう丁寧。時には文学作品や美術作品にさらりと触れたり、人気小説を踏襲したりしつつ、伏線的なものは漏れなく回収(あくまでその世界観のなかで、という意味だけど)。言葉の選び方とか、文章の構成に作者さんのセンスを感じました。ありえなさが逆におもしろくて、スイスイ読めました。2012/12/05