出版社内容情報
ひょっとしてうちのイヌ、うつ病!?――動物と精神疾患の関係を考えていくと、心の病の本質が見えてくる。はたして私たちは克服できるのか。
【著者紹介】
理化学研究所脳科学総合研究センター・チームリーダー
内容説明
動物にも精神疾患はあるのか?―この疑問は、そもそも「心の病」とは何か、私たち人類はどうすればこれを克服できるのかという社会問題そのものである。毎年三万人が自殺で亡くなり、休職者の激増が取り沙汰されながら、じつは根本的な原因も確実な診断法や治療法もわかっていない精神科医療の実情。ただ話を聞いて「とりあえず抗うつ薬」では、真の問題解決にはならない。ひょっとしてうちのイヌ、うつ病!?何も語らない動物を通して、「悩み」と「病気」の線引きの難しさ、心と脳をつなぐ研究の最新動向を読み解く。
目次
第1章 動物に「うつ」はあるのか―物言わぬペットの心
第2章 なぜ、精神疾患は解明されないのか―動物実験には限界がある
第3章 いま、精神科診療で行われていること―精神疾患の診断をめぐる落とし穴
第4章 精神疾患を克服するためのロードマップ―臨床研究と基礎研究はどこまで歩み寄れるか
第5章 動物実験の是非を考える―動物モデル研究は何をめざす?
第6章 来るべき精神科診療のあり方―「心の病」はほんとうになくせるか
著者等紹介
加藤忠史[カトウタダフミ]
1963年東京生まれ。精神科医、脳科学研究者。東京大学医学部卒業。滋賀医科大学精神医学講座助手、東京大学医学部附属病院講師を経て、理化学研究所脳科学総合研究センター精神疾患動態研究チーム シニア・チームリーダー、広島大学医歯薬学総合研究科客員教授、東京大学大学院教育学研究科客員教授。臨床と基礎の両分野の研究をこなす数少ない研究者として、国際双極性障害学会理事、海外の専門誌編集委員を務めるなど、国内外において双極性障害の研究を牽引している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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