ＰＨＰサイエンス・ワールド新書 図解 スマートフォンのしくみ

井上 伸雄【著】

ＰＨＰ研究所（2012/04発売）

• サイズ 新書判／ページ数 260p／高さ 18cm
• 商品コード 9784569802848
• NDC分類 694
• Cコード C0255

出版社内容情報

携帯電話がつながるしくみから、通信形式CDMA、さらにWiFiや話題のLTEまで。スマートフォンの科学技術を平易に解説。

【著者紹介】
元NTT技術者、多摩大学客員教授

内容説明

タッチパネルの構造やクラウドのしくみなど、スマートフォンを支えるシステムを丁寧に解説。特に、膨大なデータを即座に送受信するための通信技術を詳述する。スマホの高速データ通信には無線ＬＡＮと携帯電話回線が使用されているが、３．９世代携帯電話の伝送方式「ＬＴＥ」にはどのような特徴があるのか？足りなくなってきた周波数はどのように再編成されるのか？知れば知るほど面白いモバイル技術の世界。

目次

第１章　これがスマートフォンだ！―その魅力を探る（これからはスマートフォンが主役；スマートフォンのタッチパネル　ほか）
第２章　進化する携帯電話―携帯電話の世代と技術（携帯電話を世代で分類する；「ガラケー」と呼ばれた日本の携帯電話　ほか）
第３章　スマートフォンを支える高速データ伝送技術―光ファイバ並みの超高速伝送を目指して（携帯電話のデータ伝送速度；ベストエフォート型通信とは　ほか）
第４章　電波の周波数を有効に使うために―周波数が足りなくなってきた！（急増するモバイル通信の需要；携帯電話に適した電波の周波数は　ほか）
第５章　携帯電話だけではないモバイル通信―無線ＬＡＮ、ＷｉＭＡＸ、ブルートゥース…（外出中でも使えるようになった無線ＬＡＮ；無線ＬＡＮの規格とＷｉＦｉ　ほか）

著者等紹介

井上伸雄［イノウエノブオ］
１９３６年福岡市生まれ。１９５９年名古屋大学工学部電気工学科卒業。同年より電電公社（現ＮＴＴ）電気通信研究所にてデジタル伝送、デジタルネットワークの研究開発に従事。１９８９年より多摩大学教授。現在、同大学客員教授。工学博士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[魚京童！]

スマートフォンの通信の仕組みだった。世界とつながる。世界は広く、そして狭い。限られていて、拡がっていて、それでいて、不便だ。もっと革新が求められている。

2024/05/13

[忘備録]

スマートフォン本体の仕組の説明が少しと、電波の話がメイン。変調方式や伝達速度の話など、思ったより専門的な内容で良かった。今までふわふわした理解でしかなかったWiMAXとWi-Fiの違いなど、理解が深まった

2016/12/26

[ココアにんにく]

私には難しすぎました。まったく知らずに使っているモノだったので初耳情報ばかり。ナビゲーションの電子コンパスや、電話番号の最初の3ケタと後の5ケタの仕組みなど。オープンソースのアンドロイドなのでメーカーにより性能に差があることも。第一世代の７ℓ７kgから現代までの進化はすごいです。3.9Gというギリギリネーミング。緊急地震速報の仕組みにも興味。無線LAN、デザリング、ブルートゥースもボヤ～ッと理解。電波利権はテレビだけでなく携帯もありそう。

2016/12/08

[のぶのぶ]

他の人らが書いている通り第1章以外は全部、スマートフォンの（通信）の仕組みについての内容。OSI参照モデルとかtcp/ipの話は一切なくて変調方式とか信号処理とか無線通信とかの話がメイン。一般向けなのにけっこう凝った内容でよくわかる。

2016/04/18

[はーと]

ケータイ電話、2G,iモード,3G,4Gなど、“通信に関する基本的な解説“がメインだが、一読の価値あり。

2015/12/02