出版社内容情報
日本の高齢者の5%は「うつ病」である現実――。早期発見から心の治療、クスリ、混同されやすい「認知症」との区別までやさしく解説。
【著者紹介】
精神科医(老年精神医学)
内容説明
日本の高齢者の五%はうつ病と聞いたら、あなたは驚くだろうか?―実際、うつ病と躁うつ病で治療を受ける約一〇〇万人の患者のうち、六十代以上が四割を占める。さらに同じ一〇〇万人もの高齢者が、うつ病なのに見過ごされて放置状態というのだ。本書は「老年精神医学」の専門家が、認知症と誤解されがちな“老人性うつ”の実態から、早期発見と治療までを平易に解説。若い人や中高年には見られない高齢者特有のうつ症状など、「おかしいな?」と周りが感じたら、“ボケ”よりも先に“老人性うつ”を疑うべきだ。
目次
序章 こんなに多い高齢者のうつ―放置された心の病
第1章 実は生物学的病気―高齢者の体質の変化
第2章 高齢者の喪失体験―うつに陥る心理
第3章 認知症、せん妄、うつ―誤解されやすい症状
第4章 高齢者のうつを治療する―抗うつ薬と認知療法
第5章 高齢者のうつ予防―知っておくべき基礎知識
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪市生まれ。東京大学医学部卒。1988年より浴風会病院にて老年精神医学に携わる。東京大学附属病院精神神経科助手、米国カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学)、一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)、川崎幸病院精神科顧問。和田秀樹こころと体のクリニック院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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