出版社内容情報
自衛隊には兵隊が4割しかいない? 自衛隊が、組織、装備、情報など多くの分野で有事・実戦を想定していない現状を明らかにする。
【著者紹介】
軍事ジャーナリスト、作家
目次
第1章 災害派遣で明らかになった問題点
第2章 軍事に強い政治家がいない日本
第3章 自衛隊のいびつな人員構成
第4章 わが国をとりまく戦略的な環境
第5章 起こりうる有事のシナリオ
第6章 実戦を想定していない装備調達
第7章 日本の防衛産業が壊滅する日
著者等紹介
清谷信一[キヨタニシンイチ]
1962年生まれ、東海大学工学部卒。軍事ジャーナリスト、作家。2003~08年まで英国の軍事専門誌『ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー』日本特派員を務める。香港を拠点とするカナダの民間軍事研究機関Kanwa Information Center上級アドバイザー、日本ペンクラブ会員。欧州、中東、南アフリカなど豊富な海外取材とネットワークをベースにした防衛産業の分析には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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1_k
2
大筋は正しいし、良書。しかし、私一応関係者で事情は直接知っていますが、針小棒大というか、全くの嘘ではないが一般的でもないことをことさら強調しているようなトーンを強く感じました。いえね、体制や方針として歪というのは事実ですよ。私もそれは問題だと思いますし。でも、第三者が当事者から聞きだした表面的な話をすべて鵜呑みにして、当然そこから抜け落ちているであろう情報は無視して一方的に書き立てている所は本書の価値、ひいては論自体を貶めてしまっている。工学的な技術面での理解も表層的で理解が浅い部分が見られるのは残念。2012/03/11
ぱる
0
2012年の初版なので、安保法制度以降の問題点は分からないが、自衛隊が軍隊では無いという事はこれを読めば大体分かる。軍隊としての体裁すら整えていないのであるから。自衛隊を認める、認めないに関わらず、自衛隊の問題点を考える上でも参考になる本である。2016/10/04
たかひー
0
★★★★2012/11/23
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- 和書
- 個体と主語