出版社内容情報
親が子を虐待し、子が親を憎む社会がなぜ生まれたのか。ベストセラー作家が信念と共に記す、きれいごとや俗説を超える実感的教育論。
【著者紹介】
作家
内容説明
この世に理想郷はない、安易な幸福もない―しかし希望は存在する。著者渾身の人生論・教育論を満を持して復刊。
目次
子供は親の思い通りには育たない
ダメな親の方がまだ偽善的な親よりよい
悪い環境もまた子供を育ててくれる
子供の事故や病気の責任は親にある
しつけは家庭でしかできない
相手の立場を考える心を教える
ひんぱんに正しく子供を褒める
常識にとらわれない自分の価値観を作る
「何でも人並みに」という考えを捨てる
「信じること」のほんとうの意味を教える〔ほか〕
著者等紹介
曽野綾子[ソノアヤコ]
1931年、東京生まれ。54年、聖心女子大学英文科卒業。79年、ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章受章。93年、日本藝術院・恩賜賞受賞。97年、海外邦人宣教者活動援助後援会(通称JOMAS)代表として吉川英治文化賞ならびに読売国際協力賞を受賞。98年、財界賞特別賞を受賞。1995年12月から2005年6月まで日本財団会長を務める。日本藝術院会員、日本文藝家協会理事。日本郵政社外取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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msugimo
0
今春小学生になる娘との向き合い方を、再考するために読んだ一冊。子供のしつけ・教育は、親が最終責任者であること。それらを自信を持って行うためには、教える立場の親が、自律・自省・学ぶ姿勢を持ち続けなければ、子供に伝わらない。むしろ見透かされてしまう。著者の本は3冊目だが、読む度に反省させられる。2013/01/26
septiembre
0
1975年の復刊。教育について語っている。親の最終目的は子供の自立。「人間が矛盾の塊だから教育も矛盾が生じるのは自然」という一文に妙に納得。2012/08/03
まゆまゆ
0
自らを教育しない人に教育は無理だ。かといって自ら教育した人に教育されてもうまくいくとは限らないといった矛盾点から始まる教育に関するエッセイ集。1975年に初版された筆者のエッセイ集だと知ってビックリ。2012/02/23
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